よくテレビで、フィギュアとかコインとかのコレクターを紹介しているものを見かける。コレクターは自分が蒐集してきたものがテレビに映るので、満足げな顔で自慢たらたら。 東京テレビには「なんでも鑑定団」とかいう番組があって、これにも骨董ばかりか、昔のマンガ雑誌やメンコのコレクションを持ち出して来て、大変貴重なものだなどと自慢している。 こういう連中はいったいどういうアタマをしているのだろうか。 芸術作品のコレクションならいいとしても、切手やコイン、フィギュア、蝶々、玩具、鉄道のグッズなどを集めるヤツは異常としかいいようがない。 子供のうちならいいとしても、大の大人が…。 取っておけば価値が出て、やがて希少価値が認められ、「お宝」になるのかもしれないが愚劣である。 なぜかならば、切手や蝶々を集めたところで、どこにも社会関係がないからである。子供のうちは社会関係が希薄というか、〈即自〉だか