敷地内にある食料品店に足を踏み入れると、ザリガニや小蟹といった日本人になじみの薄い食材が無造作に並べられていた。パッケージに書かれているのは中国語だ。店を出るとすぐに視界に入ってきた住民用の掲示板には、やはり中国語で書かれたマナーの徹底を促す張り紙が無数に貼られていた――。 【画像】すごい…!ディープタウン「埼玉県川口市・蕨市」で…! 埼玉県川口市の西端にある「芝園(しばぞの)団地」は約4500人の住民のうち、6割近くが外国籍だ。40年近くこの団地に住んでいるという日本人男性が話す。 「昔は日本人がたくさん住んでいたけど、’90年ごろから中国人が増えてきた。今では2300人以上がここで暮らしていると聞く。張り紙の通り、住民のマナーが悪化して困っているよ。団地の中心部にある広場にはビールやチューハイの空き缶が転がっているし、彼らは夜でもかまわず酒盛りをするから、騒音もひどい。誰かはわからない