中国の、ことし1月から先月までの上半期の海外からの直接投資の額は、人件費の高騰などを背景に、去年の同じ時期に比べて2.2%の僅かな伸びにとどまり、このうち日本からの投資は、日中関係の冷え込みも重なってほぼ半分に落ち込みました。 中国商務省は15日、先月、海外の企業が中国に工場を建設するなどの直接投資の額が、144億2000万ドルと、去年の同じ月に比べて0.2%の増加にとどまったと発表しました。 この結果、ことし1月から先月までの上半期の直接投資の額は633億3000万ドルと、去年の同じ時期に比べて2.2%と僅かな伸びにとどまりました。 中国国内の人件費が上昇し、現地で工場を建設して生産することが割に合わなくなってきていることが背景にあるものとみられます。このうち日本から中国への投資は、日中関係の冷え込みも重なり、去年の同じ時期に比べて48.8%のマイナスと、ほぼ半分に落ち込みました。 これ