【サクラメント=左古将規】訪米中の松井一郎大阪府知事(日本維新の会幹事長)は11日(日本時間12日未明)、カリフォルニア州の州都サクラメント市の州庁舎で、ジェリー・ブラウン州知事と会談した。「慰安婦は必要だった」などとした橋下徹大阪市長(維新共同代表)の発言が米国内でも批判を浴びたが、会談で橋下氏の発言は話題にならなかったという。 橋下氏のこれまでの発言 大阪府とカリフォルニア州は友好交流提携をしており、両知事は学校間の交流などに加え、エネルギーや観光など経済分野で連携を深めることで合意した。 会談後、松井氏は記者団に「(橋下氏の発言について)どういう意味なんだと聞かれるかと思ったが、全くなかった。気分を害されているという感じはなく、温かく迎えていただいた」と話した。松井氏は、橋下氏が日本外国特派員協会での会見で説明した「私の認識と見解」の英語版を持ち歩いていたが、示す機会はなかったと