コンサルタントは考えることのスペシャリストだ。 ひたすら考えつづける職業。 考えて考えて考え抜くことが宿命づけられている。 あんまり考えすぎると、脳は悲鳴をあげる。 オーバーヒートする。 コンサルタントだからといって、超人的に頭が切れる、という事はない。 同じ人間なんだから、一般人とそれほど違いはない。 生物学的に脳がとんでもなく優れている、なんてことはあり得ない。 後天的に、数学力や論理力を徹底的に鍛えているからこそ成立する職業だ。 求められている能力が数学力や論理力なので、文科系の職業でありながら、必然的に理科系のほうが向いている。 僕は超のつく完全無欠の文科系である。 数学力や論理力が決定的に欠落している。 一般的に見てもそれほど優れてはいない。 それに加えて記憶力もたいしたことがない。 僕の脳は、決して高性能ではない。 ただ、耐久性は高い。 アタマの回転はたいしたことがないけれど、
JR福知山線の脱線事故から10日が経過したにもかかわらず、トップニュースは連日、JR西日本関連である。 僕は今、関西の実家にいるので、ローカルニュースでもJR西日本糾弾が続く。 JR西日本糾弾ネタだけで、テレビの前で一日を過ごせる。 驚愕の事実発覚!!! 「JR西日本の社員は、ボーリングの後、二次会で寿司を食べただけではなく、三次会で焼肉を食べていたことが発覚しました!」 「JR西日本の隠蔽体質はどうしようもないですね」 「どうして隠すんでしょうか?」 「鉄道マンとしての誇りはどこへ行ってしまったのでしょうか?」 焼肉を食ったことまで記者会見で報告しないと、隠蔽工作なのだそうだ。 「あんたら、もうエエわ。社長呼んで!」 敬語なしの記者に呼ばれて、JR西日本の社長、深夜の会見。 ボーリングと寿司と焼肉の謝罪会見。 「『どの面下げて』行ったのか、遺族の家に」 「どの面下げて」だって。 ジャーナ
2005年中にメジャーコンテンツのネット配信がアダルトコンテンツの市場を上回るらしい。 へ? あれれ? 2005年4月の段階では、未だにネット上ではアダルトコンテンツのほうが市場規模が大きいって・・・。 僕は、とっくの昔にメジャーコンテンツがアダルトコンテンツを超えているものだとばかり思っていた。 何年か前、ネット配信におけるアダルト比率は69%、と聞いたことがある。 数字がいかにもアダルトっぽいので、数字だけを覚えている。 VHSが普及したときの事を例にとって、新しいメディアはアダルト(エロ)によって切り開かれる、と言及されることが多い。 メジャーコンテンツがアダルトコンテンツを超えられない理由を「やっぱりエロ強いなあ」の一言で済ませてしまう事が多い。 違う。 僕は、著作権処理の構造に帰因する問題だ、と思う。 ネット配信の場合、エロ市場は性欲によって喚起されたのではない。 著作権処理の構
中国や韓国の日本に対するデモを見ていて思う。 「祭り」は楽しいだろうな。 僕にとって「デモ=祭り」である。 僕は学生時代、「祭り」に参加したことがある。 学費値上げだとか何だかで、大学がロックアウトされた。 学費値上げは、僕の学年には適用されず、僕より後から入学してくる学生に適用されるものだったので、僕自身には関係がなかった。 僕自身にとっても学費値上げは妥当だと思えたし、反対する根拠もなかった。 でも、僕はデモに参加した。 デモに参加して、徒党を組み、大学の事務局に突撃した。 「祭り」として面白かったからである。 僕は一眼レフカメラを持ち込み、ヘルメットやゲバ棒を持ち、タオルで覆面をしたどこの大学からやってきたのだかわからない連中と記念写真を撮って回った。 僕にとってのデモは「祭り」だった。 おもしろそうだから参加してみただけのこと。 学生時代の僕は別の革命を起こそうとしていた。 学生寮
僕は、自分を「資本主義者」だと称している。 資本主義者である僕は、LD/LF騒動には強い違和感を感じる。 放送メディアとインターネットの融合に関しては、全くといっていいほど議論されていないし、僕自身も「今回の件では」ネタにする価値すら感じないので、無視する。 僕が違和感を感じるのは、「株主価値に対する短絡的な議論」と「資本主義じゃなくて資産主義か?」の二点である。 ・「株主価値に対する短絡的な議論」について LD/LF騒動で、今更ながら「株主価値」および「会社は誰の物か?」についてマスメディア等で陳腐な論議が繰り返されている。 言うまでもなく株式会社は株主のものであり、株式会社は株主への貢献が最優先される。 株式会社では、経営者も株主の委任を受けて経営を行っているのであり、経営者のものではない。 それは、ルールであり、議論の余地はない。 だが、今回の騒動では、株式会社のシステムが企業支配(
僕が毎日、文章を書き続けている理由は、何なんだろう?と自問してみる。 僕は、オープンソース活動をやりたいのだ。 僕にはソフトウエアをコーディングする能力はない。 だけど、リーナス・トーバルズ氏が、対価を求めずにリナックスを開発しつづける理由を「それがぼくには楽しかったから」と言い切る気持ちは良くわかる。 僕も、文章を書く理由は「それがぼくには楽しかったから」なのだ。 ハッタリが重要な戦略コンサルタントにとって、僕のように知性の浅さをさらけだすような行為は致命的だ。 僕のように、毎日大量の文章をネットにアップすれば、どうしてもボロが出る。 過去ログも含めて、簡単に検索もできる。 自分の考え方の浅さ、薄っぺらさがどうしても出てしまう。 コンサルタントが運営しているブログは数あれど、僕と同じように脳内をさらけ出して運営しているサイトは存在しない。 コンサルタントの日常生活、について書くか、一般論
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く