昨年、多くの自治体に広がった「恋するフォーチュンクッキー」(AKB48)の動画作成。楽曲に合わせて踊る職員や市民の姿を編集した、いわゆる恋チュン動画は、またたく間にネット上の話題となり、多いところで370万回以上のアクセスを記録している。 なぜこれほどまでに自治体の恋チュン動画が生まれたのか――。いくつかの自治体に対する情報公開請求を通じて調べる中、複数のケースに、佐賀県在住の人物が介在していたことが明らかとなった。 恋チュン動画を作成したそれぞれの自治体に、この人物についての情報を求めたが、連絡先などは「個人情報」だとして非公開。税金を使った事業でありならが、不透明感ばかりが漂う状況となった。 官僚後輩に佐賀県知事が口利き HUNTERが注目したのは、鳥取県のケース。約120万円をかけて作成された鳥取県バージョンのアクセスは現在までに約42万回。動画作成の発端となったのは、佐賀県庁職員か