眠りに就く時いつも音楽を聴いている。 スマホを枕元に置いて、SpotifyかAppleMusicを微音で流しているのだ。その音色が眠りへの誘い水となっている。 ※10月上旬に書籍化決定 続きは書籍でお読みください
本連載が好評ということで、『ぴあ』さんにトークイベントを開催させてもらった。 「のほほん学校」と題して3月1日に渋谷のduoで行われた。 ※10月上旬に書籍化決定 続きは書籍でお読みください
※このエッセイには性暴力場面の撮影に関する記述があります 12 インティマシーコーディネーター 昨年はハードな役が続きました。何人もの愛人を囲い、人を殺めることもためらわない詐欺師。歯向かう者は消し、臓器ブローカーに死体を売り払う男。ショットガンで人を撃ち、手をナタで切り落とすサイコパスの連続殺人鬼。 中でも一番ハードだったのは、自分の娘に幼い頃から性的暴行を加え続けている父親の役。そう、NHKドラマ「大奥」で演じた徳川家慶です。放送後、大きな反響をいただきました。 この作品は、まず台本を読んだ段階でストーリーがとても独創的なのが気に入りました。が、僕にとっても娘役の俳優さんにとっても心身ともにハードな現場になるのは明らかでしたので、お受けするにあたって僕は必ず「インティマシーコーディネーター」さんを付けてください、とお願いしました。制作サイドも最初からそのつもりでいらしたというので、それ
わこにょ @watama_aratama 独り身の親戚が発癌を告げられ現在通院治療中。時折付き添っている。その化学療法室で今日の担当の女性看護師さん。助詞の少ない独特のイントネーションに「陳」という名札。冷やかしのようだと思われないかと迷ったが、声をかけてみた。 「 你来自中国吗?」 小柄の背丈で見上げられた顔は → わこにょ @watama_aratama びっくりしていて、たちまち涙が。 「怀念、我想念…(寂しく懐かしい)」 聞けば日本の看護学校に学び、奨学金免除のための5年勤務の途中だという。留学中に両親は亡くなり兄弟もなく帰る実家はもうない。日本語はかなり話せて不自由はないが、仕事中に母国語が出ると嫌がる患者がいるので → わこにょ @watama_aratama 最近は外で中国語を話していないという。そんな理不尽なと見も知らぬ患者に腹立たしくなった話の後 「 小姐、我的中文能听懂
これから、ある編集者さんと本づくりをしていた頃のことを書いてみる*1。あらかじめ断っておくと、これは私個人の感想であって客観的な論述ではない。すべての編集者さんがそうだとも、そうであるべきだとも思えない。ただ、私はその編集者さんに引っ張られて、感化されて、凄い経験をさせていただいた。そのことを文章化したものだ。 「限界さん」という編集者 これまで私はさまざまな出版社の編集者さんと本や記事を作ってきたが、編集者という職業のイメージが今でも掴みきれていない。彼らは個性的で、それぞれのポリシーや性質に基づいた、それぞれの仕事の進め方を確立している。 これから話す編集者さんのことは、旧twitter(現X)にならって「限界さん」と呼んでおこう。 限界さんはとある出版社に勤務し、たくさんの出版物を手掛けている。著者としての私から見た編集者さんは、複数の著者を相手取って同時進行に仕事をしているから、顔
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