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ブックマーク / medt00lz.s59.xrea.com (46)

  • 動物を動かすスクリプトと意識 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 犬の訓練士を養成する学校では、「動作をどうやって分解するのか」 を学ぶのだそうだ。 犬に「遠くにあるダンベルをくわえて持ってくる」という動作を教えるときには、 たとえば以下のように動作を分解して、これを順番に教え、統合していく。 ダンベルのほうに注意を向ける ダンベルのほうに歩く ダンベルに口をつける 咥えて持ち上げる 咥えたものを持ってくる すべてを統合して、もってきたダンベルを飼い主に渡す 「教える」やりかたは2種類。 犬に自由に振るわませて、ランダムな動作の中で、たまたま飼い主の 想定していた動作をしたときにだけほめるやりかたと、ごほうびで誘導したり、 壁や障害物などを用いて、飼い主が想定した動作をせざるを得ない状況を作り出して、 その

    yojik
    yojik 2007/08/14
    興味深い
  • 不恰好な力技が作る未来 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります ギャングネイルがトラスを広めた 鉄橋や塔を作る三角形、「トラス構造」を木材で再現するのは難しい。 少ない材料で高強度が出せるやりかた。合理的で、見た目もきれいだけれど、 構造材は全て斜め組み。木材でこれをやるときは、材料の両端を複雑に削れないといけない。 トラスを作れる人は少数で、技術者は高価。建築物に「トラス構造」を持ち込むときは、 それを建物の「売り」にしたいときとか、よっぽど象徴的な建築物に使うとか。 市場にはたぶん、「芸術的なトラスを作れる職人」が求められて、 大工さん達はそれに応えて。 木造トラス構造を採用したホールとか、有名な建物はいくつかあるけれど、 「軽くて丈夫」というトラス構造来の機能からは少し遠くて、ほとんど芸術品。 状

    yojik
    yojik 2007/06/02
    これはソフトの世界でも起きるてることだなぁ
  • モデルが現実を駆動する - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 心不全というのは、最初は「ポンプが作動しなくなる」病気だと理解されていた。 いくつかの発見があって、「ポンプ不全モデル」で説明できない事実が出てきて、今度は 「血管抵抗モデル」という新しい概念が提出されて、心不全という病気は、 今では「内分泌の異常」と理解されるようになった。 ポンプ不全の時代 70年代ぐらいまで、心不全というのは「心臓というポンプが駄目になる病気」と理解されていた。 「心不全の患者さんに水が貯まって苦しくなるのは、心臓が弱ってしまったから」 このモデルに従うならば、用いるべき薬は利尿薬と強心薬。 この頃の代表的な治療手段は、強心薬であるジギタリス急速飽和療法。 「さじ加減」の言葉は、 ここから生まれた。 この頃すでに、ACE

  • 資源分配の第3の選択 - レジデント初期研修用資料

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 今までどおり集めて、みんなに薄く分配する 多く集めて、みんなに今までどおり分配する 今までどおり集めて、「みんな」を放棄する 限られた資をどうやって有効に分配するのか。 今までどおりやってたのでは破産するなら、何かをあきらめる選択肢は3つ。 低福祉。高負担。あるいは、「みんな」。 マイクロクレジットの成功 今年のノーベル平和賞は、バングラディシュのグラミン銀行と、その主催者に与えられた。 非常に貧しい地域。生活するのがやっと。お金を融資しても、 ほとんどの場合かえって来ない。 誠実な借り手と、最初から逃げるつもりの借り手。 それを見分ける術はなかったから、お金を貸す側にできるのは、金利を高く設定して、 数少ない誠実な借り手から、より多く儲け

    yojik
    yojik 2006/10/17
  • レジデント初期研修用資料 凄いのにそう見えない人

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 当に仕事ができる人というのは、一見すると何も仕事をしていない ように見えるのかもしれない。 できるほど透明になる 最近、ベテランの医事課のスタッフが一人、退職された。 「適当にやっておいて下さい」が通用した、数少ない人だった。 何か特別な資格を持っているとか、ものすごく大きなプロジェクトを成功させたとか、 そういう武勇伝みたいなものはなんにも無くて、淡々と医療事務をこなすだけの人。 でもすごい。仕事が快適。 事務仕事というのは複雑怪奇で、医者をやっている側からすればできれば近寄りたくない。 ああしたい、こうしたいという思いが医療者側にあっても、行政側にはその制度が無いとか、 それをやるためにはなにか特別な申請が必要とか。医療事務は、 そのあ

    yojik
    yojik 2006/10/03
    米欄"どんな職種の人でも、今までのシステム管理のノウハウ本に限界を感じていて、なにか新しい考えかたに触れたい人は、たぶんみんなPG 関係の本に行きつくような気がします。"
  • レジデント初期研修用資料 交渉の技術がきかない人

    レジデント初期研修用資料 引っ越し前の旧blogです。新しいアドレスは http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/ になります 無重力では歩けない 自由は何も生まない。 重力が無ければ、人は立てないし、歩けない。 重力や地面といった制限の無い、無重力の空間というのはもっとも 自由な状態だけれど、この空間におかれた身体は、「歩行という動作」を発見することができない。 動作というのは、中枢神経系が創作するものではなく、「身体」と「環境」との関係の中から、 中枢神経が発見するものだ。 地面を移動するには、どんな動作が最適なのか。 自由な状態、無限に近い動作の選択肢の中から、脳が「歩く」という動作を生み出すのは困難を極める。 地面は、重力という形で身体に「不自由さ」を付与し、 その結果として身体は「歩行」という動作を発見する。 身体は自分の意志で歩行しているのではなく、地面と

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    yojik 2006/09/27