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ブックマーク / realsound.jp (91)

  • 氣志團とドラマ『LOVE理論』の共通性とは? 「感じるな、考えろ!!」という批評的メッセージを読む

    春クールのドラマが次々と最終回を迎えているが、ずっと気になっていたのが、テレビ東京系で月曜の深夜に放送されていた『LOVE理論』だ。 笑える自己啓発としてヒットした『夢をかなえるゾウ』(飛鳥新社)などの著作で知られる、水野敬也の恋愛指南書『新装版LOVE理論』(文響社)を原作にドラマ化された作は、田舎から上京してきた20歳の童貞大学生・今田聡(大野拓朗)が、意中の女子大生・桐谷怜子(清野菜名)を恋人にするために、キャバクラ『ピカレスク』の店長・水野愛也(片岡愛之助)から恋愛テクニック・LOVE理論を伝授され、一人前の男へと成長していく物語だ。 形式は、『モテキ』(テレビ東京系)以降の“自意識過剰な童貞青年の成長ドラマ”なのだが、作りは情報バラエティに近く、先に自分の恥ずかしい話をすることで相手の恥ずかしい話を聞きだし新密度を高める「暴露返し理論」や、自分の服を女の子に選んでもらうことを

    氣志團とドラマ『LOVE理論』の共通性とは? 「感じるな、考えろ!!」という批評的メッセージを読む
    yojik
    yojik 2015/06/29
    「感じるな!考えろ!!」
  • 谷村新司が語る、アジアと日本のポップス論「ヨナ抜き音階が何を意味するのか、10年間探求しました」

    谷村新司が5年ぶりとなるオリジナル・アルバム『NIHON〜ハレバレ〜』を4月22日にリリースする。2003年に上海音楽学院の常任教授となった谷村新司が、生徒と向き合う中で「日」についての作品を構想し、12年を費やして作り出したという作。その全13曲には、どのようなメッセージが込められているのか。また、アリスのメンバーとして、70年代の日のポップミュージックを牽引してきた谷村新司にとって、現在の音楽シーンはどのように映っているのか。独自のポップス論や創作方法のほか、海外ツアーで気付いたことや新アルバムのコンセプトについてまで、じっくりと語ってもらった。 「楽曲の作り方は結構攻めている方だと思います」 ――谷村さんの音楽キャリアを振り返ると、アリス以来、洋楽的なものを咀嚼しつつ、日のポピュラー音楽として、多くの人が口ずさめるような楽曲のあり方を提示されてきたと思います。それは意識的なも

    谷村新司が語る、アジアと日本のポップス論「ヨナ抜き音階が何を意味するのか、10年間探求しました」
    yojik
    yojik 2015/04/22
    釈迦に説法かもしれないけど、Wikipedia情報ではヨナ抜きの民謡は結構多いし(ファとシは不協和音候補なんだから抜くのは自然な発想かと)、そもそも昔の人は12音階で考えてなかったわけだからこじつけな気もする。。
  • 『問題のあるレストラン』ときゃりー「もんだいガール」が示した、ドラマと音楽の幸福な関係

    テレビドラマと音楽というと、多くの人が連想するのは主題歌だろう。 90年代には『東京ラブストーリー』の主題歌である小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」や、『101回目のプロポーズ』の主題歌であるCHAGE&ASKAの「SAY YES」などのミリオンセラーが生まれドラマのタイアップを取ることがヒット曲の条件という時代もあった。しかし、今はドラマの主題歌=ヒット曲という公式はあまり機能していない。 だが、一方で『モテキ』や『あまちゃん』などの音楽自体が作品のテーマと有機的に結びついている作品も多数生まれており、劇中に登場した曲やコンピレーションアルバムがヒットするというケースも生まれている。 そんなドラマと音楽の結びつきで、今期もっとも面白いのが、『問題のあるレストラン』の主題歌・きゃりーぱみゅぱみゅの「もんだいガール」だ。 『問題のあるレストラン』はフジテレビ系木曜夜10時から放送されてい

    『問題のあるレストラン』ときゃりー「もんだいガール」が示した、ドラマと音楽の幸福な関係
    yojik
    yojik 2015/03/27
  • クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」

    ミトは、ある種のランナーズ・ハイの状態にあるのかもしれない、と思った。こちらの質問に対して、そんなこともわからないのかと言わんばかりに呆れたような表情を見せながら、畳みかけるように饒舌に語り続ける。その話はある種の衝撃だった。 クラムボンが結成20周年を迎え、5年ぶりのアルバム『triology』をリリースする。9枚目のアルバム。彼らのバンドとしての個性もスタンスもすっかり確立されているはずなのに、しかし、このアルバムは、これまでの作品とはまったく違う意識で作られているようだ。何度も取材して気心が知れているはずのミトの変貌は、いつもと同じつもりで呑気にインタビューしにいった僕を戸惑わせるには十分だった。 彼と話していて思い出したのは、約20数年前、テクノにはまったころの自分。耳が変わり、意識が変わり、聴くものもすべてが変わって、それまで聞いていた旧来のロックみたいなものがすべて聞けなくなっ

    クラムボン・ミトが語る、バンド活動への危機意識「楽曲の強度を上げないと戦えない」
    yojik
    yojik 2015/03/24
  • Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選

    Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選 どうやらJ-POPの若手クリエイターたちの潮流の一つに、ブギーファンクのセンスがあるようだ。フェスやライヴに最適化したパンキッシュな縦ノリとは違う、かと言ってむせかえる汗の匂いがするソウルフルな70sディスコのこってりしたグルーヴ感とも違う。パトリース・ラッシェンの「Forgot Me Not」に代表されるような、80s初頭のキラキラしたディスコ/ブギー(エレクトロ・ファンク)の楽曲たち。そこにあったセンスをポスト・インターネット的な感性でアップデートしたようなテイストのポップソングが次々と生まれている。 もともとはLAのトラックメイカーDâm-Funk(デイム・ファンク)を中心に、80sエレクトロ・ファンクの再解釈として広まった「ブギーファンク」。ダフト・パンクやファレル・ウ

    Sugar's Campaign、Shiggy Jr.、ORESAMA…“ブギーファンク”な次世代J-POP5選
    yojik
    yojik 2014/12/03
  • 在日ファンク・浜野謙太、“大人の意思表示”を語る「他の音楽よりも怒ってる自信がある」

    俳優、タレントとしても多岐にわたって活躍する浜野謙太が率いる7人組ファンクバンド・在日ファンク。彼らが9月3日、メジャーデビュー作となるアルバム『笑うな』を日コロムビアよりリリースする。“日”に“在るところ”のファンクを主張する彼らの新作は、浜野のコミカルで楽しいイメージとは裏腹に、音楽的にはストイックで尖った仕上がりを見せている。今回、リアルサウンドでは浜野人にインタビュー。新作に込めたファンクへの情熱から、SAKEROCKで活動を共にする星野源にも影響を受けたというバンド運営術、さらには多岐にわたる個人活動が在日ファンクに与える影響についても語った。 「リーダーシップはないけど、フォロワーシップはかなりある(笑)」 ――今作『笑うな』は歌も演奏もソリッドで、全体的に尖った印象を受けました。とても音楽的で、ストイックな作品ではないでしょうか。 浜野: メジャーに行くってことは、「セ

    在日ファンク・浜野謙太、“大人の意思表示”を語る「他の音楽よりも怒ってる自信がある」
    yojik
    yojik 2014/09/04
  • 「バンドシーンの人気者」から「ポップの主役」へ パスピエが『幕の内ISM』以降に示す可能性とは?

    6月22日にEX THEATER ROPPONGIにて行われたUNISON SQUARE GARDEN主催のイベント『fun time ACCIDENT』においてパスピエが見せたパフォーマンスは、現在の彼らの充実ぶりを体現する素晴らしいものだった。 ニューアルバム『幕の内ISM』リリース後のライブとしてはこの日が2目。成田ハネダがライブ前日に「ライブも『幕の内ISM』モードに変わる」旨をツイートしていたが、目に見える部分として変化が感じられたのは「意識的に客席を盛り上げようとする動きが減った」ことである。 昨年リリースしたアルバム『演出家出演』が「ライブ」を意識した作品であることはすでに各所で語られているが、2013年のパスピエはその作品に引っ張られるかのようにライブでも「手拍子をすること」「拳を突き上げること」を促している感じがあった。それらは今のシーンで支持を得るために有効な手段であ

    「バンドシーンの人気者」から「ポップの主役」へ パスピエが『幕の内ISM』以降に示す可能性とは?
    yojik
    yojik 2014/07/04
  • 大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」

    昨年は大ヒットドラマ『あまちゃん』(NHK系)のオープニング、劇中音楽を手がけ、第55回日レコード大賞作曲賞を受賞を受賞するなどして、一躍人気者となった作曲家、大友良英。彼が4月13日放送の『題名のない音楽会』に出演し、自身のルーツとなる音楽や、彼自身の音楽観について語った。 冒頭、番組から「ノイズ・ミュージックの世界的権威でもある」と紹介された大友。司会の佐渡裕から「ノイズ・ミュージックを一言で言うと?」と質問された大友は「一言では言えないですが......ジャンルというよりは考え方というか。よくわからないところがまた面白い」と語った。 今回の放送では、大友良英が影響を受けたノイズ・ミュージック3曲を紹介。まず大友が1曲目に挙げたのは、ジミ・ヘンドリックスの「The Ster Spangled Banner」。『ライブ・アット・ウッドストック』の映像を見て、「かっこいいな」と思ったそう

    大友良英『題名のない音楽会』でノイズ語る「当時のスタンダードからするとビートルズはノイズ」
    yojik
    yojik 2014/04/14
  • 「高速化するJPOP」をどう受け止めるか 音楽ジャーナリスト3人が徹底討論

    さやわか×宇野維正×柴 那典が2013年の音楽シーンを切る!(後編) 2014.01.03 10:30 リアルサウンドでもおなじみのライター・物語評論家のさやわか氏が、音楽ジャーナリストの宇野維正氏、柴 那典氏を招いて、2013年の音楽ジャンルを再総括するトークイベント『さやわか式☆現代文化論 第2回』のレポート後編。前編「今、ボカロやアイドルをどう語るべきか 音楽ジャーナリスト3人が2013年のシーンを振り返る」では、芸能と音楽の関係性についての考察から、ボカロシーンの是非、さらにはJPOPシーン全体の傾向の変化についてまで話が及んだ。後編では、最近の楽曲の傾向から、ボカロシーンの可能性についてまで、ざっくばらんに語った。 さやわか:前半ではシーン全体についての話が多かったんですが、今の音楽批評の問題として楽曲じたいに対する議論がなかなかうまく広がらない気がしています。そこで今日は音につ

    「高速化するJPOP」をどう受け止めるか 音楽ジャーナリスト3人が徹底討論
    yojik
    yojik 2014/01/03
  • 「今はライブ全盛」は一面的な見方 ライブハウスのシステムに無理がきている

    BOØWY、THE BLUE HEARTS、エレファントカシマシ、GLAY、JUDY AND MARY――数々のトップバンドのプロデュースを担当してきた、日を代表する音楽プロデューサー佐久間正英氏が、音楽シーンへの提言を行う集中連載。第一回目は、現在のミュージシャンや音楽業界が置かれた状況について意見を伺った。 ――昨今の音楽メディアでは、これまでになくライブを取り上げることが増えています。レコーディングとライブ、両方の現場で長く活躍してこられた佐久間さんは、レコーディング作品から生演奏へのシフトをどう捉えていますか。 佐久間正英(以下、佐久間):音楽業界としては、確かに「CDが売れなくなった。音楽を聴かせるにはライブだ」という意識がある。けれど、リスナーの側が「CDがつまらなくなったから、ライブに行こう」という方向にシフトしているとは思えません。フェスの流行はありますが、ライブハウスに

    「今はライブ全盛」は一面的な見方 ライブハウスのシステムに無理がきている
    yojik
    yojik 2013/08/14
  • FUKUSHIMAから『あまちゃん』へ 鬼才・大友良英が生み出した「希望の音楽」 - Real Sound|リアルサウンド

    今年もフジロックの夢のような3日間が終わり、帰宅した自分が最初に何をやったかと言えば、不在の間の『あまちゃん』の録画を見ることだった。あのオープニング・テーマを聞き、天野春子と鈴鹿ひろ美の壮絶な丁々発止に悶絶しながら、自分が「日常」に戻ってきたことを実感したのである。そりゃそうだ。毎日毎朝、あのドラマを見ることで一日が始まるんだから。 そんな個人的感慨はともかく、もはや社会現象とも言える『あまちゃん』。その魅力はさまざまに語られるが、ぼくにとってはまず大友良英の作る音楽である。オープニング・テーマに象徴される、自由奔放に、不揃いに、あちこち飛び跳ね、乱反射して、いつまでも遊ぶことをやめない子どものような躍動感に満ちた音楽の数々、生きることの活力とエモーションをまっすぐに伝えてくる。それはあらかじめ定まったサイズのTV画面に押し込められているのではなく、そこから飛び出して四方八方に拡散してい

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    yojik
    yojik 2013/07/31
    あまちゃんは音楽劇だなー