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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (14)

  • 『MASTERキートン』の「ナイフは至近距離なら銃より速い」は本当か - 火薬と鋼

    前々から書こうと思っていた漫画『MASTERキートン』のナイフ術についての話を書く。 『MASTERキートン』の主人公、平賀=キートン・太一は元英軍特殊部隊SAS隊員・考古学者・保健調査員の3つの顔を持つため、作品に様々な知識が登場し、軍隊格闘技、近接戦闘に関する話も出てくる。 中でも「狩人の季節」「獲物の季節」「収穫の季節」の一連のエピソードのナイフに関する話は覚えている人が多いのではないだろうか。 MASTER KEATON / 2 完全版 (ビッグコミックススペシャル) 作者:浦沢 直樹小学館Amazon ナイフの有利を説く場面 単行2巻から該当する部分を引用してみる。画像下にナイフ術に関するセリフも引用した。 なお、私が持っているのは古いコミックなので現在入手できる完全版とは違う部分もあるかもしれない。 この話では同じ説明が3つの場面で登場する。 まずは主人公・平賀=キートン・太

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    yojik
    yojik 2020/03/12
  • 『3年B組一八先生』が限定公開される - 火薬と鋼

    http://kinmaweb.jp/archives/15706 雑誌『近代麻雀』誌連載のパロディ麻雀漫画3年B組一八先生』1〜7話が限定公開されるという告知が出ていた。 2016年12月8日(木)0時より1日1話の24時間限定公開。1週間で7話を公開するという。公開期間の短縮・中止という不足の事態が起きる可能性まで言及されている。 他社作品を真似た登場人物や内容から単行化は望めないが、こういうかたちで今後もたまに公開してくれないだろうか。 今回の公開は1話から7話までで、出来が良かった『喧嘩商売(喧嘩稼業)』や『高校鉄拳伝タフ』の話は含まれていない。また『グラップラー刃牙』パロは8話なので含まれていない。

    『3年B組一八先生』が限定公開される - 火薬と鋼
    yojik
    yojik 2016/12/01
  • 最近の驚きは『はじめの一歩』の鴨川会長が100歳超えと書かれたこと - 火薬と鋼

    最近の週刊少年マガジンを読んでいる人は知っていると思うが、『はじめの一歩』で鴨川会長の年齢が100歳を超えているはず、という会話が登場した。 かなり前に年齢に言及があった時は70歳以上だった。ということは作中の年は現実世界の時間経過とほぼ同じように進んでいる可能性が高い。 鴨川会長の生年月日はWikipediaによれば1917年1月15日とある。終戦後の描写からすると確かにそれくらいで不思議はない。 この生年月日で計算すると現在99歳で、100歳超えではない。現実の西暦とずれがあるのか、それとも作中人物の発言が勘違いだったのかよく分からない。 鴨川会長の年齢がこれほど高いとすると他の登場人物の年齢もかなり高いことになる。 主人公の一歩の生年月日は1973年11月23日で、鴨川会長の設定から作中年代を2017年以降と仮定すると43歳以上になってしまう。 設定変更やくだんの発言のミスから実際に

    最近の驚きは『はじめの一歩』の鴨川会長が100歳超えと書かれたこと - 火薬と鋼
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    yojik 2016/08/31
  • 『シン・ゴジラ』の評価を石原さとみ出演のためと分析した新聞はあったか - 火薬と鋼

    某新聞社が、「『シン・ゴジラ』に関するツイッター上の男性のつぶやきに、最も多く含まれる出演者名は圧倒的に石原さとみ」→「この映画に関して男性の評価が高いのは、石原さとみが出演していたからだ」と結論づけていて、安易なデータ分析の恐ろしさを知った。— もりちか/まるたぁ小屋 (@marutar) 2016年8月22日 映画『シン・ゴジラ』を分析した新聞記事に関する以上のようなツィートがあった。 しかし当にそのような内容の記事はあったのだろうか。 これに該当しそうなツィート分析を扱った記事は日経産業新聞の2016年8月8日の7面に掲載された“「シン・ゴジラ」公開――「エヴァ」ファン開拓、同じ監督、配役にも関心(ツイッター分析)”という記事だ。 新聞記事データベースの『日経テレコン21』で「石原さとみ」で記事検索して全国紙・地方紙を含む各新聞を確認したので、他紙に該当する記事はないはずである。

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    yojik 2016/08/23
  • フィクションに登場する武術描写の評価について - 火薬と鋼

    ツィッターでの話題に対応して書いてみる。具体例をうまく紹介できそうになかったので、思うところを書こう。 漫画でも小説でも、武術の理念的・概念的な面を作者がどう理解しているかどうかはかなり描写の良し悪しに関わる。 現実の武術をフィクションにうまく登場させている人は、全体としてその武術らしい戦い方を描写できている。 もちろんこれは作品の方向性次第ではある。特定の武術らしさを追求する必要がない作品もある。 例えば作中に何らかの武術が登場した場合、次のような事が気になる。 なぜ作中の武術流派ではそのような戦い方をするのか。 その武術の基理念と、それが生み出す戦術はどのようなものか。 その結果として、同じ流派で戦う場合、上手下手はどのように表れるか。 得意とする状況や相手はどのようなものか。逆に不得意なのは何か。 要するにその武術が理想とする境地は何で、それは練習方法や戦いの組み立て方、技術の巧拙

    フィクションに登場する武術描写の評価について - 火薬と鋼
    yojik
    yojik 2016/06/24
  • ポーランドの軍隊向け格闘技コンバット56 - 火薬と鋼

    Twitterでサブマシンガンをトンファーのような打撃武器として使う画像が話題になっていたので、この技術を教えているポーランドの格闘技、コンバット56(Combat 56)について書いてみよう。 http://www.combat56.pl/system-combat-56/kompania-specyjalna/kompania-specjalna---zdjecia/より システム・コンバット56またはコンバット56と呼ばれる格闘技は元々はポーランド軍の第56特殊中隊のアルカディウス・キュプス少佐によって創始された軍隊格闘技だ。 公式サイト http://www.combat56.pl/ 1990年代初頭に敵の速やかな排除を目的とするシンプルで有効な戦闘技術として生まれた。この格闘技のための研究は1980〜90年代に各国の格闘技・武術・特殊部隊訓練(柔道、柔術、カンフー、詠春拳、北朝鮮

    ポーランドの軍隊向け格闘技コンバット56 - 火薬と鋼
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    yojik 2015/01/09
  • ダイバーのナイフ格闘技術 - 火薬と鋼

    下の動画は、以前別のところで紹介したもので、システマ・マイアミが公開した動画だ。 (別にシステマの技術というわけではない) https://www.youtube.com/watch?v=WQicnNnqmvo 深さ70フィート(約21.3m)の水中でスキューバダイビングの装備をつけての対ナイフ技術の練習の様子である。 全体に動きが緩慢になること、そして浮力のために投げ・関節技で相手の全身が動くことがポイント。 この動画はナイフ対素手だが、ロシア軍では潜水下でのナイフ対ナイフ格闘についての技術もある。 その資料から一部を引用する。 水中で有効な攻撃をするために相手を引き込んだり掴んだりしてナイフで攻撃する技術が興味深い。 http://www.unibos.org/rubric/64/588/より 同様の資料はhttp://spec-by.ucoz.ru/publ/spenazovcu/s

    ダイバーのナイフ格闘技術 - 火薬と鋼
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    yojik 2014/09/29
  • ロシアの軍隊格闘技の原点の一つとしての運動生理学『デクステリティ 巧みさとその発達』 - 火薬と鋼

    デクステリティ 巧みさとその発達 作者: ニコライ・アレクサンドロヴィッチベルンシュタイン,Nicholai A. Bernstein,工藤和俊,佐々木正人出版社/メーカー: 金子書房発売日: 2003/07/01メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るソ連-ロシアの軍隊格闘技の一つカドチニコフ・システマは、その開発段階で運動生理学を参考にしたとされている。 K-Sys: An American Understanding of the Basics of the Kadochnikov Style of Hand-to-Hand Combat FightingにもA.A.カドチニコフは生理学者N.A.ベルンシュタインの研究からカドチニコフ・システマが創始されたとある。 そのニコライ・アレクサンドロヴィチ・ベルンシュタイン(Николай Александ

    ロシアの軍隊格闘技の原点の一つとしての運動生理学『デクステリティ 巧みさとその発達』 - 火薬と鋼
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    yojik 2014/09/25
  • 脳の中の身体地図 - 火薬と鋼

    脳の中の身体地図―ボディ・マップのおかげで、たいていのことがうまくいくわけ 作者: サンドラブレイクスリー,マシューブレイクスリー,Sandra Blakeslee,Matthew Blakeslee,小松淳子出版社/メーカー: インターシフト発売日: 2009/04/01メディア: 単行購入: 12人 クリック: 62回この商品を含むブログ (14件) を見るロシア武術システマの関係で数年ぶりに読み直した。 このは、脳が身体やそれを取り巻く空間をどう認識し、処理しているかについて解説しただ。 人の身体をとりまく空間をペリパーソナル・スペース(身体近接空間)と呼ぶ。人は自分の体をマッピングするボディ・マップでこの空間をマッピングし、位置関係だけでなく空間内の行為遂行能力も計画する。道具を持てばその道具の分ペリパーソナル・スペースに組み込まれる。例えば車に乗って車高ぎりぎりのゲートをく

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    yojik 2014/06/18
  • ウクライナの武装勢力の日本刀 - 火薬と鋼

    Twitter等でも話題になっていた件。 ウクライナの武装勢力の報道で、日刀らしき武器を持っている人の姿が報じられた。 AFPが報じたもので、いくつかの言語の報道でこの画像が使われている。 (15h57 - Aux portes de Donetsk, Makiïvka, sous bonne garde, tourne le dos à Kiev - La Libreとか) 柄巻や下げ緒が伝統的な日刀のそれと違うのは、付け替えたのか、レプリカだからなのか。 今年1月のデモで弓矢や甲冑が使われていたのは記憶に新しいが、現在の状況で刀も使われるのだろうか。

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    yojik 2014/05/02
  • システマの拳銃横撃ちテクニック - 火薬と鋼

    2009年にアニメ・漫画でこれだけは見過ごせない銃の間違い 有名な間違い編 - 火薬と鋼で、拳銃を横に傾けて撃つことは、通常はないと書いた。例外の一つとして、ロシアの格闘技システマが教えるテクニックがある。以前の記事ではシステマの横撃ちについて詳しく書かなかったので、ここで改めて紹介しておきたい。 横に構えるシチュエーション システマには射撃の技術も含まれている。その内容は銃の構え方や銃を保持しての移動技術、体勢変更の体術だ。 システマの射撃技術の中に移動や体勢に合わせて拳銃を横にして撃つ技術がある。 下の動画の冒頭の0:01〜0:15など、何箇所かに見られる。 これは、体が横になっていたり、腕を横にしたほうが自然だったりと姿勢・動きに合わせての構えだ。 もう一つ。上とは別の動画を紹介しよう。 システマのインストラクターで元スペツナズ隊員(MVDの特殊部隊)のSonny PuzikasのD

    システマの拳銃横撃ちテクニック - 火薬と鋼
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    yojik 2014/05/02
  • スパゲッティの武器化 - 火薬と鋼

    毎回奇妙なスリングショット(パチンコ)の動画をアップしているSlingshot Channelでスパゲッティを武器にするという動画が公開されていた。 乾燥パスタを強力なスリングショットで打ち出す弾とするのだ。 束ねたパスタは毛利元就の三の矢もビックリの強度を見せる。

    スパゲッティの武器化 - 火薬と鋼
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    yojik 2013/09/06
  • トンファー型警棒の進化と特殊化 - 火薬と鋼

    トンファー型警棒というものがある。沖縄空手(琉球古武術)の武器として知られるトンファーと同様の形状をした警棒で、サイド・ハンドル・バトンとも呼ばれる。1970年代にアメリカで生まれ、多くの警察、警備会社によって使われた。映画に出てくることも多く、『ターミネーター2』(1991年)や『ザ・レイド』(2011年)にも登場した。 今回はこのトンファー型警棒の進化の系譜について紹介していきたい。なお、製品の画像は全て公式サイト、カタログまたはパテントの画像から必要な部分を切り出した。 PR-24 トンファー型警棒の誕生 1971年、アメリカのロン・アンダーソンという警察官がある事件で犯人の攻撃を通常の警棒で防御しようとして怪我をし、病院でトンファーの使用を思いついたという。 その後、ロン・アンダーソンは警棒メーカーのモナドノック社とコンタクトを取り、最終的に1974年にトンファー型警棒PR-24が

    トンファー型警棒の進化と特殊化 - 火薬と鋼
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    yojik 2013/08/15
  • アニメ・漫画でこれだけは見過ごせない銃の間違い 有名な間違い編 - 火薬と鋼

    はてブのコメント見るとその種の要望もありそうなので、有名な間違いについて書く。 ただ、ありきたりの説明をしても詰まらないので、多少の工夫はしたい。 射撃姿勢や遮蔽物の扱いの話もしたいが、どう考えてもフィクションの話と絡めて説明しにくいので、改めて書こう。 はてブの反応を見ると、基礎的な知識でも知られていないものが多いようだ。 今までウチでは銃については製品情報中心だったが、今年から技術・運用にまつわる話も書くようにしたい。 映画発祥の間違い 銃に関する間違いと言うと、しばしば映画やドラマの間違いというのが例に挙げられる。 アメリカの銃・装備・兵器の雑誌Tactical WeaponsにはBad Hollywoodという映画の間違いを指摘する連載記事まであるほどだ。 映画から広まった間違いは、アニメや漫画にも影響を与えている。 有名なもののうち、アニメや漫画にも見られるもののみ説明しよう。正

    アニメ・漫画でこれだけは見過ごせない銃の間違い 有名な間違い編 - 火薬と鋼
    yojik
    yojik 2009/01/04
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