公的年金の積立金を運用している独立行政法人は、去年10月から12月の運用実績を発表し、積立金全体の収益はおよそ4兆7000億円の黒字となったほか、運用する積立金の総額はおよそ140兆になりました。 それによりますと、積立金全体の収益は4兆7302億円の黒字で、収益率はプラス3.56%でした。市場運用分の内訳をみますと、国内債券が3785億円の黒字、国内株式が2兆9660億円の黒字、外国債券が2179億円の赤字、外国株式が1兆5854億円の黒字などとなっています。これにより、運用する積立金の総額は139兆8249億円になりました。 これについて、GPIFは、「外国債券の運用は赤字だったものの、国内株式が10月から11月にかけて、中国の追加金融緩和決定などを受けて大幅に上昇したことなどから、年金積立金はプラス運用となった。収益は年明け以降、マイナス基調だが、年金積立金の運用は長期的に判断するこ