ANAホールディングスは、2024年3月期決算を発表した。新型コロナウイルスの位置づけが5類感染症に変更されたことなどから、旺盛な訪日需要と国内のレジャー需要に支えられ、国際線旅客・国内線旅客ともに好調に推移。売上高は前期を大幅に上回る2兆559億円となった。 訪日需要が好調に推移したことに加えて、日本発の国際線需要も積極的に取り込んだ結果、国際線旅客収入は前期比68%増の7281億円となり、初めて国内線旅客収入(6449億円)を上回った。 営業利益は前期の1200億円を大幅に上回り、過去最高の2079億円を計上。営業利益率は初めて10%を超えた。また、経常利益は前期の1118億円を上回る2076億円。当期純利益は、前期の894億円から1570億円に大幅に増加した。 航空事業の売上高は、前期の1兆5394億円から1兆8650億円に増加。営業利益も前期の1241億円から2079億円に大幅増と