慢性的に抱える渋滞問題の深刻さ 近年リモートワークや時差通勤など、働き方改革が進むIT企業だが、楽天はその中でも割合に保守的な企業と言える。朝9時という業界では比較的早い出社時刻に加え、週に1回は全社員参加の朝会がある。この朝会こそが慢性的に抱える渋滞問題の深刻さを物語っている。前出の元社員は続ける。 「朝8時にスタートするので、7時45分に会社に着いていなければ間に合いません。始業時刻ではありませんが、実質的に朝会の出席は義務。そのため全社員が一堂に会するので、月曜からひどい渋滞になります」 朝会が終わると、社員たちはそれぞれのフロアに戻り、通常業務に取り掛かる。だが……。 「すぐに業務に取りかかりたいのですが、エレベーターが混み合うので、時間を分けて誘導されます。ひどいときは自分のデスクに戻るのに20分かかることもあります。地獄のようです」 こうした慢性的なエレベーター渋滞すらも“勤務
![楽天「地獄のエレベーター」に弁護士の指摘 事実上会社に自分が拘束されている (2ページ目)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/504e4cb514f489f0c35890bbbd193d94c2b8ba53/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F7%2Fe%2F1200wm%2Fimg_7e304f5cb941acb617ace8b085fbc8e22730929.jpg)