インドネシアで、ワニに襲われて死亡した男性の敵を討とうと、村人たちがワニがいた飼育場を襲撃して、中にいたおよそ300匹を殺す騒ぎがあり、現地の自然保護当局が非難しています。 現地の報道によりますと、14日に男性の葬儀が行われたあと、村の住人、数百人が敵を討とうと、棒や刃物などを持ってワニの飼育場を襲撃しました。 村人の襲撃で、飼育場にいた体長2メートルほどのワニなど292匹が殺されたということで、現地からの映像には村人がロープを使ってワニを運び出す様子などが映っています。 地元の男性は「われわれは正しいことをした。ワニは森など人間の生活圏から遠いところで管理し、人間や家畜の安全を確保するべきだ」と話しています。 ただ、飼育場は政府の許可を得てワニの保護などを行っていた施設だということで、現地の自然保護当局が非難しています。地元の警察も刑事責任を問うことを視野に入れ、調べているということです