排気に日光が当たってできるのが光化学スモッグ 光化学スモッグの正体は、工場や自動車などから排気された窒素酸化物(NOx)や揮発性有機化合物(VOC)です。これらの物質が日光に含まれる紫外線と反応して化学反応を起こすと、二次的汚染物質が発生します。この二次的汚染物質のうち、二酸化炭素を除いたオゾン(O3)、アルデヒド、パーオキシ・アセチル・ナイトレート(PAN)などのことを「光化学オキシダント」と呼んでいます。 光化学スモッグは、この光化学オキシダントが大気中にとどまってしまった状態をさします。以下のような気象条件が重なった夏の日に起こりやすい減少です。 日射が強い 気温が高い 風が弱い 光化学スモッグが発生すると、空が白く靄がかかったようになり、遠くの建物や山などが霞んで見えることがあります。また、光化学スモッグは他の大気汚染現象とは異なり、これらの条件の起こらない夜間には発生しません。