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  • サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書

    独裁者の料理人:厨房から覗いた政権の舞台裏と卓 作者:ヴィトルト・シャブウォフスキ白水社Amazonこの『独裁者の料理人』は、その書名通りの一冊である。カンボジアのポル・ポト。イラクのサダム・フセイン。ウガンダの大統領イディ・アミン。アルバニアの首相エンヴェル・ホッジャ。キューバのフィデル・カストロ──。そうした独裁者と呼ばれることもある彼らにかつて仕えた料理人らにインタビューを行い、彼らが何をべ、何を好み、どのようなコミュニケーションをとってきたのかをまとめている。 最初はそんなに期待しないで読み始めたのだけど、これが大変におもしろい! 独裁者は常に暗殺に怯えるものだが、この世でもっとも使い古されてきた暗殺手段の一つは「毒殺」だ。もちろんそんなことは独裁者側だってわかっているから、毒味役もいるし成分検査が行われることだってある。とはいえ、だから料理人が誰であってもいいという話にはなら

    サダム・フセインやポル・ポトのような独裁者は何を食べてきたのか──『独裁者の料理人 厨房から覗いた政権の舞台裏と食卓』 - 基本読書
    yom-amota
    yom-amota 2023/05/15
    おもしろそうだな、
  • 政府に頼らず、社会から隔絶したモルモン教原理主義者の世界観から、いかにして抜け出したのか──『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』 - 基本読書

    エデュケーション 大学は私の人生を変えた 作者:タラ ウェストーバー発売日: 2020/11/17メディア: 単行(ソフトカバー)この『エデュケーション』(原題:Educated A Memoir)は、モルモン教原理主義者で、政府や病院といった公的な機関に一切頼らない父と母に育てられた一人の少女が、いかにして出生届を取得し(出生届すら出してなかったのだ)、大学に行き、自分がそれまで暮らしてきた世界と決別するのかを描き出していく、回想録である。 このアメリカで400万部だとか、ゲイツやオバマ絶賛、さらに邦でもゲラ段階で各所の絶賛を浴びていて、とにかく凄まじいらしいのはわかっていた。ただ、「大学は私の人生を変えた」と言われても、大学が人生を変えるのは当たり前だとしか思わず、いったい女の人が大学に行った話の何がそんなに凄いんだろう? 凄くなりようがなくない? と訝しみながら手にとったん

    政府に頼らず、社会から隔絶したモルモン教原理主義者の世界観から、いかにして抜け出したのか──『エデュケーション 大学は私の人生を変えた』 - 基本読書
    yom-amota
    yom-amota 2020/11/18
    情報は人間の元、“私たちが故意でも偶然でもなく、無教養にもとづく教えを他人から与えられたことで、私たちの考えが形作られたことを理解したのだ。”
  • BIを導入したら本当に人は働かなくなるのか?──『みんなにお金を配ったら──ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?』 - 基本読書

    みんなにお金を配ったらー―ベーシックインカムは世界でどう議論されているか? 作者: アニー・ローリー,上原裕美子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2019/10/11メディア: 単行この商品を含むブログを見るベーシックインカムという、最低限所得保障の考え方がこの世に存在する。簡単に説明すれば、一月3万なり10万なりを、制限をつけず全国民に配布しちゃいましょう、という考え方である。「え、毎月10万貰えたらメッチャ嬉しい、やったー!」と気分が沸いてくるが、実際には利点に関しても欠点に関しても様々な議論がある。 BIの想定される利点と欠点 たとえば、そもそも財源をどうするんだ、という問題がある。また、全国民に配分するということは、金持ちにも同様に配るわけなので、貧困者を狙い撃ちにしたほうがもっと効果的なんじゃない? 説もある。他にも、毎月10万も(仮に)もらえたとしたら、人々は働かなくな

    BIを導入したら本当に人は働かなくなるのか?──『みんなにお金を配ったら──ベーシックインカムは世界でどう議論されているか?』 - 基本読書
    yom-amota
    yom-amota 2019/10/15
    事業者は支給額に応じて給与形態変えるだろうから、最低賃金さえ守られていれば意味はありそうな気はする、
  • 殺人が不可能になった社会vsそんな社会で殺害を決意した男──『破壊された男』 - 基本読書

    破壊された男 (ハヤカワ文庫SF) 作者: アルフレッド・ベスター,寺田克也,伊藤典夫出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2017/01/07メディア: 文庫この商品を含むブログを見る『虎よ、虎よ!』で知られるアルフレッド・ベスターのSF長篇デビュー作にして、スタージュンの『人間以上』クラークの『幼年期の終り』を抑えての第1回ヒューゴー賞受賞作だ。ただの復刊だと思っていたら、ハヤカワ・SF・シリーズとして出ていたものの文庫化になるようだ。おかしいなあ、昔文庫で読んだ気がするなあと思っていたら文庫で出ていたのは東京創元社だったのね(分解された男として出ている)。 で、これが今読んでもとんでもない傑作で読み始めたら止まらず、一気に読んでしまったのだがそれはちと置いといて。何故このタイミングで文庫化なのかといえば、『虐殺器官』の映画化に合わせたディストピアSF企画の一環(同時に『すばらしい新世

    殺人が不可能になった社会vsそんな社会で殺害を決意した男──『破壊された男』 - 基本読書
    yom-amota
    yom-amota 2017/01/15
    おもしろそう、
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