ホーム レビュー・インプレ 『FF14』「暁月のフィナーレ」パッチ6.0メインストーリー感想。社会と人生に寄り添うMMORPG(ネタバレあり) 新生からはや8年。旧版から約10年。色とりどりの願いによって紡がれた、星と命を巡る旅は今ここに最高の結末を迎えた。私は以前、「漆黒のヴィランズ」が完結した際(5.3パッチ時)に寄稿したコラム内で「この物語自体が奇跡である」「「『ファイナルファンタジー』という題材を描ききった上で、それでもなお、何を語るのか」と述べたが、開発陣は積み上げられた期待をやすやすと飛び越え、唯一無二のナラティブを提供することに成功した。 生きているがゆえに避けられぬ死。いずれ来たるサービスの終焉。改めて宣言しよう、運営型のゲームとしては到底考えられない題材をもって語られる『ファイナルファンタジーXIV』「暁月のフィナーレ」の物語は、本作がほかでもない長期運営型MMORPGで