右の表は、総理府(現・内閣府)が過去に行った四つの世論調査、「婦人に関する世論調査」(1972年、1979年)、「男女平等に関する世論調査」(1992年)、「男女共同参画社会に関する世論調査」(1997年)の結果をまとめたものです。「夫は仕事、妻は家庭」という性別役割分業意識についての賛否を尋ねています。 1972年には実に8割もの男女が「夫は仕事、妻は家庭」に「賛成」「どちらかといえば賛成」と答えていますが、時代を経るにしたがって、男女とも「賛成」が顕著に低下し、「反対」が増加していることが分かります。特に女性の「賛成」の減少が著しく25年間で30%以上も減少しており、「どちらかといえば賛成」と合わせても41.9%まで減少しています。男性も「賛成」は女性と同じくらい大幅に減少しましたが、「どちらかといえば賛成」も合わせると64.9%で、意識変化のスピードに男女間の大きな開きがあることが分
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