12日午前1時半頃、北海道北見市清見町、道立高校事務長渡辺清治さん(57)方で、渡辺さんと妻のパート従業員良子さん(55)が胸などを刺されて倒れているのを、通報でかけつけた北見署員が見つけた。 渡辺さんと同居の長男で無職、大起容疑者(23)が2人を刺したことを認めたため、同署は殺人未遂容疑の現行犯で逮捕した。良子さんは搬送先の病院で死亡、清治さんは重傷。同署は容疑を殺人に切り替えて調べる。 発表によると、大起容疑者は台所から包丁(刃渡り約17センチ)を持ち出して犯行に及んだといい、良子さんは廊下に、清治さんは居間にそれぞれ倒れていた。大起容疑者は「両親からは『働くように』と日頃から言われていて、うっぷんがたまっていた」と話しているという。