菅首相(民主党代表)は、特例公債法と再生可能エネルギー特別措置法が26日の参院本会議で可決、成立したのを受け、午後の党役員会で退陣を正式に表明した。 民主党は同日の常任幹事会で「27日告示、29日投開票」の代表選日程を正式決定し、選挙戦は事実上スタートした。鹿野道彦農相(69)は26日午前の閣議後の記者会見で出馬を明言した。前原誠司前外相(49)、野田佳彦財務相(54)と併せ、3氏の立候補は確実な情勢だが、告示を翌日に控え、選挙構図はなお固まっていない。 首相は、国会内で開いた役員会で「2法案の成立をもって、(退陣表明した)6月2日に約束したように代表の座を降りる」と語った。党両院議員総会でも退陣表明を行う。 代表選への出馬を目指す各陣営は午前中から活発に動いた。 鹿野氏は記者会見で「菅首相が退陣表明した後、立候補を表明したい」と述べた。鳩山前首相のグループに所属する大畠国土交通相