日本有数の生鮮マグロの水揚げ高を誇る和歌山県那智勝浦町は、勝浦温泉の宿泊客から抽選で毎月1人にメバチマグロ1本を贈り、当選者宅に職人が出向いて解体を実演するキャンペーンを4月から始める。 町と町観光協会が宿泊客増につなげようと企画。メバチマグロは1本20〜30キロで、刺し身なら100〜150人分になる。 15万〜20万円するといい、町は2011年度予算案に補助金として220万円を計上した。同温泉の旅館に応募用紙を置き、旬の12月に、各月の当選者宅にマグロを届ける予定で、寺本眞一町長は「近所の人たちも招いて、にぎやかに味わってもらいたい」と話している。