2011年7月10日、開業したばかりの北京・上海間高速鉄道で事故が発生した。北京発上海行きのG151は山東省済南市付近で2時間以上にわたり立ち往生。計19本に遅れが出た。人民網が伝えた。 【その他の写真】 G151は午後3時半に北京南駅を出発。時刻表通りならば午後9時に上海駅に到着する予定だった。ところが午後5時ごろ、山東省済南市付近に到達した際、雷雨の影響で変電所が故障。立ち往生してしまった。 北京・上海間高速鉄道に採用された新型車両は密閉性の高さが売りだが、これがあだとなり乗客は2時間以上もの間、蒸し風呂のような車内に閉じ込められることとなった。総工費2200億元(約2兆7400億円)を投じ、「世界で最も安全な高速鉄道」とうたわれた「夢の超特急」が開業わずか11日目にして故障したことは大きな話題となっている。(翻訳・編集/KT)