[ヘルシンキ 19日 ロイター] 乗客54人を乗せたフィンランドの観光フェリーが、船長がトイレに閉じ込められ、座礁した。フィンランドの沿岸警備隊が19日明らかにした。座礁により一部の乗客が軽傷を負ったほか、フェリー内の食器などが破損した。 船長不在の中、乗船スタッフがフェリーの減速に成功。ただ、フェリーは停止することなく、ヘルシンキ近郊の海岸にある岩にぶつかり、座礁した。 沿岸警備隊によると、船長は鍵の壊れたトイレから出ることができず、助けを求めていたという。 沿岸警備隊は、船長の行動を結果的に危険をもたらす行為だとして犯罪性があったかどうかを捜査している。