大手電機メーカーの東芝がイギリスに本拠を置く投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズなどから買収の提案を受けたことが明らかになりました。東芝は提案に応じるかどうか慎重に検討していく方針です。 東芝は、イギリスに本拠を置く投資ファンド、CVCキャピタル・パートナーズなどから6日、買収の提案を受けました。 これについて東芝の車谷暢昭社長は7日朝、記者団に対して「買収提案はきています。これから取締役会を開いて議論していきます」と述べました。 買収提案の内容は、CVC側が東芝の株式を大量に取得して非公開化するものとみられますが、東芝が原子力や防衛関連など安全保障上、重要な事業を手がけているため、法律に基づく政府の事前審査も必要になります。 関係者によりますと、東芝は7日午前の取締役会で、提案に応じるどうか検討していくことを全会一致で決めたということです。 今後、株式の買い取り価格など買収の条件