第1回 筋肉不足で、寝たきり、心不全、脳梗塞のリスクも上昇 2019/1/1 二村高史=フリーライター 年を取っても寝たきりにならず、健康寿命を延ばすためには、「筋肉」が重要であることが分かってきた。しかし、自分の足で歩き、転倒・骨折を防ぐために地道な「筋トレ」が有効だと言われても、「まだまだ大丈夫」と先送りしてはいないだろうか。「筋肉貯金」の提唱者である近畿大学生物理工学部准教授の谷本道哉さんは、50~60代から始めることに大きなメリットがあるという。 筋肉は、私たちの生命活動に欠かせない存在だ。筋肉があるからこそ、体を動かすことができるし、食べたものを消化することができる。そんな大事な筋肉だが、加齢とともにだんだんと衰え、量も減ってしまう。 年を取って筋肉が減ってしまうのは仕方がない。だが、何もしないで放っておくと、筋肉量は80歳でピーク時(30歳前後)の半分近くになってしまう場合もあ
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