2008年のノーベル物理学賞を受賞した小林・益川両氏が 母校の名古屋大学で講演を行ったそうで、その要旨が日経新聞に掲載されていました。 聴衆は「高校生ら約1200人」とのこと。 見出しに「努力よりも集中」という、ハッとする言葉が躍っていました。 「躍っていました」なんて小洒落た表現はふだん避けていますが、 このときばかりは字が躍っていた感じなので使ってしまいます。 Q 高校生の進路について。 小林氏 好きなことをやるのがいい。 益川氏 それほど努力しなくても集中できるものを見つける。探せば絶対ある。 勉強は「つとめてしいる」と書くがそれはよくない。 ― 小林 誠、益川 敏英 『ノーベル賞受賞2氏 名古屋大レクチャー』 日本経済新聞 2009年2月24日 朝刊 その後、研究テーマをどう見つけるかという質問に対しても、益川氏は 「自分が努力しなくてもその問題に入り込めるようなものがある」 と答