このイラストは、元ヤングケアラーだった女性が描いたものです。ヤングケアラーについては、放送やネットの記事で取り上げるたび、さまざまな疑問の声をお寄せいただいています。そうした疑問に、取材した記者や専門家を通じて少しずつ答えていきたいと思います。 今回は「どうして本人たちは誰かに相談しないの?」という疑問について、取材に当たっているさいたま放送局の大西咲記者に聞きました。
北朝鮮のキム・ジョンウン総書記は健康不安説がくすぶり続けていて、地域情勢に影響するリスクのひとつと言えます。ベールに包まれているキム総書記の健康状態を考えます。
第二次大戦の只中、「異邦人」「シーシュポスの神話」等の作品で「不条理」の哲学を打ち出し戦後の思想界に巨大な影響を与え続けた作家アルベール・カミュ (1913- 1960)。彼が自らのレジスタンス活動で培った思想を通して、戦争や全体主義、大災害といった極限状況に、人間はどう向き合い、どう生きていくべきかを問うた代表作が「ペスト」である。 舞台は、突如ペストの猛威にさらされた北アフリカの港湾都市オラン市。猖獗を極めるペストの蔓延で、次々と罪なき人々が命を失っていく。その一方でオラン市は感染拡大阻止のため外界から完全に遮断。医師リウーは、友人のタルーらとともにこの極限状況に立ち向かっていくが、あらゆる試みは挫折しペストの災禍は拡大の一途をたどる。後手に回り続ける行政の対応、厳しい状況から目をそらし現実逃避を続ける人々、増え続ける死者……。圧倒的な絶望状況の中、それでも人間の尊厳をかけて連帯し、そ
1989年、世界に激震を走らせた「東欧革命」。中でも異色だったのはチェコスロバキアの「ビロード革命」です。市民による非暴力的な活動と対話によって平和裏に民主化を果たし、世界的に大きな注目を集めました。率いたのは劇作家のヴァーツラフ・ハヴェル(1936-2011)。後にチェコ大統領も務めた彼の主著「力なき者たちの力」が今再び、脚光を浴びています。アラビア語に翻訳されたこの著作は「アラブの春」を支えた市民たちに熱心に読まれました。また、トランプ政権下のアメリカでは、政治学者や歴史学者たちが、この本から「新しい形の全体主義」に抵抗する方法を学ぼうとしています。 1970年代のチェコスロバキアは、東欧でも最も過酷な全体主義体制の只中にありました。そんな体制を果敢に批判し続けたハヴェルは何度も投獄。出所後も秘密警察による厳しい監視にさらされます。この体制に一人の人間として抵抗を続けていく方法はありう
子どもたちへのスポーツの指導のあり方が社会的な問題となる中、その指導のあり方を見直そうと女子バレーボール元日本代表の益子直美さんが取り組んでいます。キーワードは、“怒ってはいけない”です。 今月(1月)に行われた、指導者が「怒ってはいけない」という小学生のバレーボール大会。 にもかかわらず…。 指導者 「しっかり足を動かしてチャンスせな!」 “勝ちたい”という思いから、口調が荒くなる指導者たち。 指導者 「チャンス!チャンス!チャンス!チャンス!」 指導者が怒っていないか目を光らせるのは、益子直美さんです。 怖い口調の監督には…。 マスクを付けてもらって、お口にチャック。足を揺らすのも禁止です。 子どもたちから、指導者の気になる言動について報告も。 女子バレーボール元日本代表 益子直美さん 「(子どもたち)みんなに聞いたら、『クビだ』とか(指導者が言っていた)。」 益子さんが“怒ってはいけ
<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2020年01月07日 (火)養育費不払い 日本は"ひどい"国なの? ※2019年10月11日にNHK News Up に掲載されました。 たとえ離婚したとしても、子どもには苦労をさせたくない。 こう思う親は多いのではないでしょうか。 でも現実は離婚した母子家庭の子どもは、4人に3人の割合で養育費を受け取れていません。ある自治体は「多くのひとり親家庭が離婚後、貧困に直面する。こんなにひどい国は先進国で日本だけだ」として、養育費を支払っていない親の名前の公表を検討し始めました。 ネット上では“歓迎”“やりすぎ”などと議論が巻き起こっています。 なぜこうした状況が長年続いているのか。 取材で見えてきたのは、置き去りにされた「子どもの権利」でした。 神戸放送局記者 安土直輝 ネットワーク報道部記者 有吉桃子 歓迎?それとも、やりすぎ? 兵庫県
たくさんの自撮り動画を配信していた男性。 本名は明かさず、テツ(TEDZU)とだけ名乗っていました。 残された配信映像を丹念に確認していきます。 中でも多いのが、自転車で走りながらの映像。 テツさん 「わせ弁(早稲田の弁当屋)が、わせ弁値上がりしている。」 「早稲田インキュベーションセンター。」 会話の中にたびたび登場する「早稲田」ということば。 現地に行ってみると…。 ほど近くに、テツさんが住んでいたと思われる古いアパートがありました。 大家さん夫婦に話を聞いてみます。 大家さん夫婦 「(テツさんが滑落したのは)ただただ驚天動地。富士山に登りに行っていることも知らなかったので。」 取材班 「テツさんはどちらに住んでいた?」 大家さん夫婦 「あちらに見える、平屋建ての。」 庭先に建てられた古い離れ。 47歳で亡くなるまで、ここで1人暮らしをしていたといいます。 大家さん夫婦 「友達が出入り
11月、東京・板橋区の小学生たちが、区議会に異例の陳情を行いました。 子どもたちを動かしたのは、「思いっきりサッカーがしたい」という強い思いです。 その300日にわたる戦いの日々を、取材をもとに再現しました。 突然のサッカー禁止令 僕は、東京・板橋区に住む悠真(ゆうま)。地元の公立小学校に通う6年生だ。 サッカーが大好きで、週末は所属しているサッカークラブの練習に参加している。 平日の放課後も、同級生の栞人(かんと)や大誠(たいせい)たちと、8人くらいでサッカーをして遊ぶのが日課だった。 そう、あの日までは…。 ことし2月12日。 下校したあと、いつもと同じようにサッカーボールを持って家を出た。 自転車で向かったのは、旧板橋第三小学校。僕が生まれる前(平成14年)に廃校になった小学校のグラウンドだ。 約束していなくても、ここに行けば誰かしらいる。毎日、飽きもせずに暗くなるまでボールを蹴るの
自分の子どもに予防接種を受けさせるかどうか、迷ったことのある人もいるのではないでしょうか。 国は、風疹や百日せきなど、感染や重症化を防ぐワクチン接種を推奨していますが、最近、接種をためらう人がいて問題となっています。 背景にあるのは、SNSなどで「根拠のない危険」を過剰にあおる情報が拡散していることです。 ネットでの情報に惑わされ、我が子を感染症のリスクにさらしてしまったという山本亜紀子(やまもとあきこ)さん(仮名)。 今年(2019年)に入るまで、現在4歳の次男に「4種混合(百日せきなど)」や「水ぼうそう」など、国が子どもに推奨するワクチンを接種させていませんでした。 ワクチンを“忌避(きひ)”するようになったきっかけは、かつて近所の母親サークルで「ワクチンは危険」だと聞いたことでした。 山本亜希子さん(仮名) 「長男は、ワクチンをほとんど自費のものとかも全部打ってたんですけど、その話を
「歴史秘話 プリキュアヒストリア」 2019年8月10日(土) [BSプレミアム] 午後6時30分~6時59分 【再】8月17日(土) [BSプレミアム] 午前0時55分~1時24分(16日深夜) 【再】8月17日(土) [Eテレ] 午前9時30分~9時59分 【再】8月19日(月) [総合] 午前1時55分~2時24分(18日深夜) ※関西地方除く 【再】8月26日(月) [総合] 午前1時10分~1時40分(25日深夜) ※関西地方 プリキュア16年の歴史を映像で振り返りながら、その魅力の秘密を探ります。投票の中間結果も発表! 「発表!全プリキュア大投票」 2019年9月14日(土) [BSプレミアム] 第1部 午後9時00分~午後11時30分 第2部 午後11時45分~翌午前0時45分 作品、プリキュア、キャラクター、歌の各カテゴリーでファンの支持を最も集めたのは? 3時間半の生放送
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