前回は複雑型の要素宣言において、子要素の出現回数や出現の順番などを細かく設定する方法について解説しました。今回は、XML Schemaで豊富に用意されているデータ型について解説します。 テキストの形式をチェックする 今回は、商品データを表すXML文書を例に取り上げましょう。 商品データ1は、ルート要素がproductのXML文書です。productの子要素はname要素とprice要素です。ここで、price要素に注目してみましょう。price要素の内容(開始タグと終了タグ)には商品の価格を記述します。ですから、必ず0以上の整数になるはずです。「a」などの文字列や、「1.3」などの小数、「-1000」などのマイナスの数が書かれていては、データの処理を適切に行えません。 このように、要素の内容や属性の値などのテキスト部分が正しい形式かどうか、検証したいときがあります。いままでのスキーマ言語で
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