暴力団員の振りをして女性を脅し、むりやり性的関係を持ったうえ、現金を奪ったとして、大阪府警曽根崎署は3日、強盗強姦などの容疑で住所不定、無職、中西康浩容疑者(49)を逮捕したと発表した。被害女性は27人に及び、そのうち告訴を受けた20人に対する146回の犯行(現金被害は約160万円)を裏付けた。 同署によると、中西容疑者は店舗などで女性を物色し「暴力団で仕事をしている。復讐(ふくしゅう)を頼んできた人がいるが、止めてほしければ金を払え」と脅迫。ホテルに何度も呼び出して乱暴を繰り返し、その都度金を払わせていた。被害女性の中には10〜20代で中学生もいたという。 実際には暴力団に所属しておらず、逮捕当時は会社員だった。「性欲を満たし、金も欲しかった」と容疑を認めている。 逮捕、送検容疑は平成24年5月、暴力団員をかたって大阪府内の20代女性を脅し、翌6月に府内のホテルで強姦。組に納める金