MySQL には標準でレプリケーション機能が組み込まれており、下図の様なシステム構成とすることで、データの冗長化と参照処理の負荷分散を容易に実現できます。この構成では更新処理はマスタサーバで行うことになりますが、 参照処理は全てのサーバに分散して行えます。 ここでサーバの1台が何らかの障害で停止した場合を考えましょう。スレーブサーバの1台が停止した場合、マスタサーバや他のスレーブサーバで参照処理を継続できるため、停止したサーバへクライアントが参照クエリを送信しないように変更する必要はありますが、システム全体に大きな影響を与えません。 一方、マスタサーバが停止した場合、更新処理が停滞して業務継続に影響します。そのためマスタサーバは手厚く監視する必要があり、もしマスタサーバが停止した場合には業務を継続するため以下の作業が必要です。 最も最新に近い更新内容が反映されているスレーブサーバを選択し、