yosetumugi_bookのブックマーク (39)

  • 麗しのタカラヅカ~いざない~桂春雨 | 寄席つむぎ

    上方落語界の貴公子・桂春雨師匠が寄席つむぎに初登場です。端正な高座は春雨師匠の美学の結集といえるもの。その美学の源の一つが、タカラヅカだったのです。 奥様でお囃子の中田まなみさんとお二人で大劇場はもちろんのこと、東京・名古屋公演も観劇。時に小劇場にも足を運ばれるとか。 師匠である三代目桂春団治師匠譲りの華麗さに、タカラヅカの麗しさ。春雨師匠の美学に触れてみませんか? いざない まずは自己紹介 「清く かぼそく 美しく」 みなさま始めまして。『寄席つむぎ』さんから「『宝塚の楽しみ方』というテーマで執筆して頂けないでしょうか」と依頼を受け、コラムを担当させて頂きます。三代目桂春団治門下の桂春雨です。 いきなり宝塚の話もなんですので、まずは自己紹介からさせて頂きます。 ウィキペディアのよると『歌舞伎・文楽を愛好し、お茶を嗜み長唄を口ずさむ「優男(やさおとこ)」』とありますが、落語ファンには虚弱体

  • 虚しき抵抗~格闘技的わたしの日常:神田春陽 | 寄席つむぎ

    プロレスを始め格闘技全般が大好きな神田春陽先生、コロナ騒動で格闘技の興行ができなくなると胸を痛めておられました。濃厚接触がNGな昨今、どうすれば選手や興行主、そしてファンが格闘技を楽しめるのか…。 神田春陽先生が下した苦渋の決断とは一体なんだったのでしょうか?今回も春陽節が光っています。頭の中で張り扇の音を「パパン」と響かせながらお楽しみください! 虚しき抵抗 前号にはアフターコロナの興行に対する不安を書いてみた。 特に大好きなプロレス・格闘技には文字数を使ったと思う。何しろリング上も濃厚接触、客席も濃厚接触、濃厚接触なしに成り立たないのだから……。関係者の苦労を思うと自然に目頭が熱くなる(半分ウソ) そんな思いを込めた原稿を藤川女史(※寄席つむぎ運営部)に郵送した三日後、何とWOWOWでUFC(世界最大の総合格闘技団体)の興行を生中継しているではないか! 当然無観客、しかし選手は血みどろ

  • ②師匠 桂米朝~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左 | 寄席つむぎ

    上方演芸で初めて人間国宝に認定された、三代目桂米朝師匠。その米朝師匠の誕生から終戦後の米団治師匠入門までを駆け足で振り返ります。陸軍に入隊したものの「?」な出来事があったようです。 米朝師匠から直接思い出話をうかがった直弟子の米左師匠がつづる、米朝師匠との思い出話第2弾です。昭和初期に思いを馳せて読んでいきたいですね。セピア色の世界をご堪能ください。 師匠 桂米朝 桂米朝という方が私桂米左の師匠です。 改めて申すことではないのですが・・・。 まぁ、師匠の紹介をば。 大正14年(1925)11月6日、関東州(現中国)大連に生まれる。なぜ大連かと言いますと、師匠のお父さんが大連市普蘭店の郵便局長をされてたからです。大正14年生まれの噺家は故笑福亭松之助師匠もそうです。東京の桂米丸師匠も大正14年です。米丸師匠はご壮健で今も高座を務められております・・・。す、すごい! 昭和5年にお爺さんが亡くな

  • 師匠六代目笑福亭松鶴とわたし~③修行~笑福亭鶴光 | 寄席つむぎ

  • ②春団治落語~師匠三代目春団治と見た風景:桂春若 | 寄席つむぎ

    名人と謳われた三代目桂春団治師匠。落語以外の仕事はほとんど断るという徹底した落語家でした。その名人が晩年、弟子の春若師匠に伝えた言葉とは……? じんわりと観客に染み込ませる名人の技と、高座へのプライド。それを春若師匠の視線から描いていただきました。桂春若師匠の思い出コラム、第2弾の開幕です。 春団治落語 家(うち)の師匠は落語以外の仕事は、ほとんどやりません。 「わしがお金もらえるのは落語だけや」と云うてはりました。 もちろん、他の仕事も依頼は来ますが、まず断ります。 一度、伊丹のショッピングセンターでオークションの仕事をしたことがあります。ギャラがよかったのでしょうか?私も一緒でした。 「若、頼むでぇ~」 と云ってほとんどオークションでは喋りませんでしたが、お客さんには凄く気をつこうてはりました。 素人落語のコンクールの審査員の時も「素人はんが好きで落語してくれてはんねん、誰が上手いとか

  • ②入門~師匠五代目桂文枝と歩んだ道:桂枝女太 | 寄席つむぎ

    別れを経験するには、出会いが必要。五代目桂文枝師匠が亡くなる28年前、桂枝女太師匠は入門しました。五代目桂文枝(当時、小文枝)師匠に入門したいと思った理由や、入門の経緯を言葉にしてつむいでいただいています。 関西大倉高等学校・オチケン時代のエピソードもあり、今回も読み応え十分です。お楽しみください。 入門 私が師匠の落語に憧れて入門したのが1977年1月1日。別に正月早々から入門を頼みに行ったわけではない。 中学3年生の頃から落語にはまり、その頃からプロになる決心をしていた。 弟子入りをしてしまえば師匠の言うことが絶対になる。弟子は一切口ごたえできないし、自由や権利も大幅に削られる。 しかし入門前は逆だ。師匠を選ぶ権利は弟子になろうとする者にある。誰を師匠に選ぼうと自由だ。 私は弟子入りするなら桂小文枝師匠(後の五代目桂文枝)と決めていた。なぜかといわれても答えようがない。とにかく師匠の落

  • ほんの少し知っていると楽しさ倍増 ② ~落語「へっつい幽霊」のお話~笑福亭純瓶 | 寄席つむぎ

    寄席や落語会で夏によく高座にかけられる噺といえば、『へっつい幽霊』ではないでしょうか。奇想天外な怪談噺で、落語ならではといったあらすじです。誰もが「ありえんやろー」と思うもの。 しかし、事実は小説より奇なり。実は……。それを笑福亭純瓶 師匠に解説していただきました。知っていると楽しさ倍増、寄席に行くがワクワクするように。じっくり読んでくださいね。 ほんの少し知っていると楽しさ倍増 ② ~落語「へっつい幽霊」のお話~ 今回ご紹介する落語は「へっつい幽霊」というお噺です。「へっつい」とは「かまど」の事、料理を作る時に火を起こし煮炊きをする昔の調理器具、今で言うコンロですな。京都では「おくどさん」なんて呼ばれています。 さて、一軒の古道具屋の店頭にへっついが売られています。なかなか良いへっついですから直ぐに買い手が付きます。ところがその晩、へっついを買った客が「引き取って欲しい」と来る。 戻って

  • 太鼓は叩く?~上方落語家、東京で修業する:笑福亭里光 | 寄席つむぎ

    寄席につきものの出囃子。三味線はプロが弾いていますが、太鼓や篠笛は落語家の役割です。これは東西どちらも変わりません。入門後の大切な修業の一つといえるでしょう。 笑福亭里光師匠は東京の落語芸術協会で修業をされたので、上方落語協会とは一味違うかも知れません。笑福亭里光師匠を通じて東西の違いを感じてみませんか?上方のお囃子については、桂枝女太師匠と桂米左師匠もつづってくださっていますので、こちらもチェックしてみてください。 太鼓は叩く? こんにちは。笑福亭里光です。 寿限無の稽古が無事終わりました。 着物の着方・畳み方も教わりました。 楽屋に前座として働くには、もう一つ覚えることが残ってる。 これが太鼓です。 ご存じの方も多いかとは思いますが、寄席では演者ごとに出囃子がある。 出囃子とはいわば入場曲。 要は演者の数だけ曲があるわけです。 寄席は協会(東京では落語協会と落語芸術協会)ごとの公演なの

  • 公演情報~笑福亭里光師匠・6月 | 寄席つむぎ

    ヨセゲー#62 2020年6月11日(木) 日時:6月11日(木)19時開演 場所:東京神保町らくごカフェ 料金:前売り1,800円、当日2,000円 ※ツイキャス同時配信あり 1,500円 出演:三遊亭遊喜、春風亭伝枝、春風亭愛橋、柳亭芝楽、笑福亭里光

  • ご挨拶と寄席つむぎ開設の経緯 | 寄席つむぎ

    こんにちは!初めてのお客様は初めまして。2回目以上のお客様は毎度ありがとうございます。 『寄席つむぎ』運営管理責任者のふじかわ陽子です。 寄席の灯をいつまでも絶やさぬよう、「100年先の演芸のために」現代でできることを形にしました。 なぜ、この『寄席つむぎ』が100年先の演芸のためになるのか?このご説明と、私の『寄席つむぎ』にかける思いをこの記事ではお伝えします。 ふじかわ陽子は何者か? まず自己紹介をします。私は平成13年4月入門の元上方講談師で、令和元年9月10日に廃業しました。理由は病気です。12年療養生活を送り、もうプロとしては通用しないだろうと。 再び高座に上がることを希望に治療に励んできましたが、仕方がありません。しかし、私にはもう一つ「夢」があったのです。 それが、この『寄席つむぎ』です。 入門して諸先輩方の高座や楽屋での様子を見るにつけ、これはいずれ形に残さなくてはならにと

  • 白黒テレビとプロレス入門~落語とプロレス:笑福亭仁嬌 | 寄席つむぎ

    落語家にプロレスファンは多いのですが、その中でも笑福亭仁嬌師匠は50年以上にわたるプロレス愛好家です。上方演芸界で「プロレスファンといえば?」と質問をしたら、恐らく一番に名前が挙がるほど。 その仁嬌師匠にプロレスとの出会いを振り返っていただきました。笑福亭仁鶴師匠に入門するずっと前のお話です。プロレスファンはもちろんのこと、昭和レトロが好きな方も必見のコラムです。お楽しみください! 白黒テレビとプロレス入門 わたいがプロレスと出会ったのはいつやったやろ。おそらく小学校の低学年時やと思われる。 日プロレスの生みの親であり、スーパースターの力道山を生放送で見た記憶はない。力道山は1963年昭和38年に亡くなっている。わたいが五才の時であるから、そら記憶はないわな。 その頃うちにテレビは無かった。 一番古いプロレスの記憶はもちろん白黒テレビで、自分の名前をリングアナウンサーにコールされたレスラ

  • 満開の菜の花の中をゆくキハ47気動車~鉄道写真:桂小梅 | 寄席つむぎ

    桂梅団治師匠の一番弟子で長男の、桂小梅さんが鉄道写真を寄稿してくれました。小梅さんの師匠、梅団治師匠も鉄道写真愛好家として活躍中。毎年カレンダーを発売するほどの腕前です。 父の背中を見て育った小梅さんも、写真の腕は確かなもの。暖かで優しい世界をファインダーを通して描きます。 ノスタルジックで心弾むキハ47気動車をご堪能ください。画像はクリックすると大きくなります。 満開の菜の花の中をゆくキハ47気動車 2016年 4月撮影 ノスタルジー号 津山線弓削駅付近 B級グルメのホルモンうどんで有名な津山と岡山を結ぶ津山線は、普通や快速のほとんどが国鉄時代から今も現役で活躍中。 この日は土日祝日限定の観光列車ノスタルジー号の運行開始日でした。帰りは道の駅くめなんに立ち寄り地元の材やグッズをお買い物。堂にポスターが貼ってあったローストビーフ丼!気になるなぁ・・・ 更新の励みになります。ご支援のほど

  • 格闘技的わたしの日常~コロナな日常とプロレス~神田春陽 | 寄席つむぎ

  • ほんの少し知っていると楽しさ倍増① ~落語「夢八」のお話~笑福亭純瓶 | 寄席つむぎ

    笑福亭純瓶 師匠は、鶴瓶師匠門下の落語家。優しい語り口と温かい笑顔が印象的です。落語にちなんだ場所を歩く企画もされておられ、普段の生活と落語を結びつけることを得意としています。 その純瓶 師匠が一心に取り組んでおられるのが「怪談」です。古典落語の怪談噺から、現代の都市伝説まで幅広く網羅。得た知識を高座にフィードバックしているため、聞くとストンと腑に落ちます。 今回は、落語『夢八』が今まで以上に楽しく聞けるマメ知識についてつづっていただきました。 ほんの少し知っていると楽しさ倍増 ~落語「夢八」のお話~ 300年以上の昔から語り継がれてきた落語は頓知の効いた落とし噺で人々を楽しませてきた大衆芸能です。 そんな上方落語の中の一つに「夢八(ゆめはち)」という噺があります。正しくは「夢見の八兵衛」と言い、ご存知のない方のためザッとあらすじを申しておきますと、時代は江戸末期から明治、大正、昭和初期。

  • ①自己紹介~師匠桂米朝と過ごした日々:桂米左 | 寄席つむぎ

    「古き良きものを守る」、噺家といえばこのイメージがあるのではないでしょうか。その中でも、桂米左師匠は特に古き良き昭和を愛する噺家です。「米左」なのに「右」に出る者はいないほど。 その米左師匠の師匠は人間国宝の三代目桂米朝師匠。今回のコラムでは、米左師匠の生い立ちや米朝師匠との出会いについて綴っていただきました。 軍歌や昭和歌謡が大好きな米左師匠の原点は、ここにあり!初めて買ったレコードはまさかの……。 自己紹介 『寄席つむぎ』さんからの御依頼で、コラムを担当させていただく事になりました桂米左でございます。 とりあえずは筆者の自己紹介から。 桂米左・・・「よねざ」です。 米朝の弟子ですので「べいさ」と言われることもありますが「よねざ」です。 私は桂米朝の十九番目の弟子で、今年で三十七年目の噺家です。 米朝には多くの弟子が居りまして直弟子が二十二人。その十九番目の弟子が芸歴三十七年目。直弟子も

  • ①春団治に入門~師匠三代目桂春団治と見た風景:桂春若 | 寄席つむぎ

    三代目桂春団治師匠の四番弟子、桂春若師匠の思い出コラムです。四番といえば野球なら長打力の最強打者。三代目桂春団治師匠と春若師匠を強く結びつけたのも、野球だったそうです。 上方落語界の野球チームでのほのぼの(?)エピソードも交えた、春若師匠の若き日のお話をご堪能ください。昭和40年代の風景が目に浮かぶようです。 春団治に入門 私は子供の頃から、東京の立川談志師匠のファンでした。 昭和42年談志師匠司会の「笑点」の公開録画が、大阪御堂会館でありました。お会いしたいと思い高校をサボって楽屋口で待っていました。 小痴楽師匠、こん平師匠、金遊師匠は出て来はったんですが談志師匠は中々出て来ません。 受付へ行っても聞いてみますと 「もう帰らはりました」 「えー!」 他の手立ても浮かばず、仕方なく次の機会を待とうと… 『笑点』は2撮りでした。大喜利の前に演芸が一組あります。1目が海原お浜、小浜師匠、2

  • 師匠六代目笑福亭松鶴とわたし~②入門~笑福亭鶴光 | 寄席つむぎ

  • 師匠六代目笑福亭松鶴とわたし~①出会い~笑福亭鶴光 | 寄席つむぎ

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    【お知らせ】笑福亭羽光 「から生まれた落語」の会 第2回:ポール・オースター『幽霊たち』から生まれた落語 『落語家と探偵』 at BOOKSHOP TRAVELLER(東京・祖師ヶ谷大蔵)

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    yosetumugi_book 2020/06/09
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