11月1日、JPモルガン・チェース銀行の佐々木融・債券為替調査部長は、日銀が追加緩和で事実上の通貨切り下げを始めたことで、ドル円は来年9月までに120円に到達する可能性もあると分析。提供写真(2014年 ロイター) [東京 1日] - 日銀は10月31日、予想外の追加金融緩和を発表した。黒田東彦総裁は記者会見で「これまで着実に進んできたデフレマインドの転換が遅延するリスクがある。日銀としては、こうしたリスクの顕現化を未然に防ぐ」ために、追加緩和を実施したと説明した。つまり、何が何でも2%のインフレ率を達成することを考えての緩和ということだろう。