がんになった労働者の3分の1が退職を余儀なくされるなか、厚生労働省の研究班が、治療と仕事の両立を図るモデル就業規則を作成した。何カ月休職すれば復職できるのかなど、研究や患者の経験を基に最適な働き方や会社の支援態勢を示している。働くがん患者の支えになりそうだ。【斎藤義彦】 「がん患者の就労継続及び職場復帰に資する研究班」の遠藤源樹班長(順天堂大准教授)らが弁護士や社会保険労務士などの監修でまとめた。大手飲料メーカーなど十数社が試験運用を申し出ている。 厚労省が2016年にまとめた資料では、がんになった労働者の約34%が依願退職や解雇されている。遠藤准教授が患者約1300人に行った追跡調査では半年の休職で約半分、1年で6割がフルタイムで職場復帰しており、モデル就業規則の導入で、仕事を継続できる人がさらに増えることが期待される。企業にとっても、雇用継続のための具体的な手法が書かれており、役に立つ
愛媛県を拠点に活動する地域アイドルグループのメンバーが2018年3月に自殺した。その遺族らがグループの所属事務所などを相手取り、慰謝料などを求める訴訟を10月12日、松山地裁に起こす。原告弁護団がBuzzFeed Newsの取材に応じた。【BuzzFeed Japan / 播磨谷拓巳】 訴訟を準備している原告弁護団によると、亡くなったのは、愛媛県で「農業アイドル」として活動していたグループ「愛の葉Girls」の大本萌景(おおもと・ほのか)さん。16歳だった2018年3月21日、死を選んだ。 提訴するのは、大本萌景さんの両親ら遺族4人。「愛の葉Girls」が2018年6月まで所属していた「hプロジェクト」(佐々木貴浩社長)と同社幹部ら、及び、その後グループの譲渡を受けた「フィールド愛の和」を相手取り、訴訟を起こす。 弁護団が準備している訴状では、次のように経緯を説明している。 萌景さんは20
【AFP=時事】米グーグル(Google)は8日、同社SNS「グーグルプラス(Google+)」の消費者版サービスを終了すると発表した。同時に、バグにより最大で50万件ものアカウントの個人情報が漏えいした恐れがあり、バグの修正を行っていたことも明らかにした。 グーグルは、グーグルプラスがフェイスブック(Facebook)のライバルになり得るだけのけん引力を持てなかったと認めた。 同社広報担当者はサービス終了決定の理由として「消費者の期待に応えられる、成功といえるグーグルプラスを生み出し維持することは多大なる挑戦」であったことに加え、「利用も非常に低調」だったことを挙げた。 また同社は個人情報漏えいを招いたこのバグについて、どのグーグルプラスアカウントが影響を受けたかを確認することはできず、ある分析によると最大で50万件ものアカウントが被害対象となった恐れもあると発表。ただ「プロフィールデー
共働きやひとり親家庭の小学生を放課後に学校内の施設や児童館などで預かる「学童保育」の全国の利用児童数が5月1日時点で、121万1522人(前年比6万3204人)となり過去最多を更新したことが、3日公表された民間団体「全国学童保育連絡協議会」の調査で分かった。申し込んでも入れない学童保育の「待機児童」も1万6957人(同28人増)で過去最多だった。 学童保育をめぐっては、小学校入学を機に、子供を預かってくれる施設がなくなり、育児と仕事の両立が困難になる「小1の壁」として社会問題化している。 昭和56年から始まった調査で、学童保育の利用児童は年々増えており、27年に100万人を突破。施設数も今年2万3315カ所あり、10年前より5千カ所以上増えているが、利用希望者の増加に施設整備が追い付いていない現状にある。
酒気帯び運転してひき逃げし、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴された元モーニング娘。のタレント、吉澤ひとみ被告(33)が保釈から一夜明けた28日、所属事務所を通じて芸能界引退を電撃発表した。 この日は、保釈された27日夜に入院した埼玉県内の病院でメディカルチェックを受け、静養に努めた。退院後は被害者への謝罪を試みるとみられ、通常、起訴から約1カ月~1カ月半後に開かれる初公判まで反省の日々を過ごす。 また、8月に吉澤被告がモー娘。OGとしてゲスト出演したハロー!プロジェクト20周年ツアーの模様を収めたDVDは、予定通り12月12日に発売される。現在映像編集中で、収録内容は未定となっているが、吉澤被告にとって“最後のステージ”となった出演部分はカットされるという。
台風24号の接近に伴い、30日に予定されていたコンサートなどの中止が29日、相次いで公式サイトなどで発表された。 【写真】息ぴったり!ポーズを決めるPerfume ▼Perfume 7th Tour 2018「FUTURE POP」大阪公演(30日、大阪城ホール)「現在接近しております台風24号の影響により、この先のさらなる天候悪化の恐れや公共交通機関への影響を受けまして、ご来場予定の皆様の安全を第一に考慮した結果、誠に残念ではございますが、30日の公演を見合わせることにいたしました」 ▼AAA「DOME TOUR 2018 COLOR A LIFE」(30日、京セラドーム大阪)「台風24号の接近・本州上陸の影響による公共交通機関の乱れ、お客様の安全を第一に考え、中止とさせていただきます」 ▼Hey!Say!JUMP(30日、和歌山ビッグホエール)「台風24号の影響により、交通機関の乱れが
酒気帯び状態で車を運転し、ひき逃げをしたとして自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反の罪で起訴され、27日に保釈された元「モーニング娘。」の吉澤ひとみ被告(33)が芸能界を引退することを発表した。 【写真】吉澤ひとみ被告の自筆署名入りのコメント 所属事務所がマスコミ各社にファクスで報告。吉澤被告本人から引退の申し入れがあり、当日付けで専属マネジメント契約を解除したとした。吉澤被告は自筆の署名入りの文書で「この21日間独りでこれまでの人生を振り返り、自分自身と向き合う中で、自分の弱さと未熟さを自覚しました」とし、「なにより、怪我をされた方々に深くお詫びを申し上げます」と謝罪した上で「今まで18年間お世話になった芸能界からは引退致します」とつづった。 所属事務所も「弊社と致しましても、今回の事件の社会的影響の大きさを強く認識しており、本人と面談し、その意向を確認したうえでこの結論に至りま
8月15日、乳がんのために漫画『ちびまる子ちゃん』の作者、さくらももこさんが53歳の若さでこの世を去った。 【写真】まるちゃんのマンホール、母校に寄贈された絵ほか 「少女漫画誌の『りぼん』(集英社)で連載を持つことが決まり、題材を考えていたときに、子どものころに母親から“ちびまる子ちゃん”と呼ばれていたことを思い出して、自身の少女時代を漫画にすることを思いついたそうです」(スポーツ紙記者) 彼女が生まれ育ったのも、漫画と同じ静岡の清水だった。静岡県のちょうど真ん中に位置する静岡市清水区(旧清水市)は、今も昔ながらの青果店、鮮魚店、和菓子店などが立ち並ぶ。 '99年に清水区内に設立された『ちびまる子ちゃん』の記念館である『ちびまる子ちゃんランド』の広報担当者は言う。 「いらっしゃるときは、ほとんどお忍びでということだったと思います。私たちも後で気づくことのほうが多かったですね(笑)。お越しく
【#withyou ~きみとともに~】 役者の樹木希林さん(75)が、生きづらさを抱える人たちに、直筆でメッセージを寄せてくれました。2013年の日本アカデミー賞授賞式で、全身がんであることを公表した樹木さん。以降も、治療を続けながら、精力的に役者業を続けていらっしゃいます。そんな樹木さんから編集部に届いた電話は、意外なものでした。(朝日新聞記者・松川希実) 【画像】樹木希林さんの直筆メッセージはこちら。「こんな姿になっても…」 編集部が樹木さんにインタビューを申し込んだのは7月中旬。それから約1週間後、突然、樹木さんご本人から、編集部に電話がありました。「ずっとずっと考えていて、お返事が遅くなっちゃったの。ごめんなさいね」 数々の女優賞を受賞している樹木さん。映画などで聞き慣れた気さくな口調は変わりませんでしたが、一言一言考えながら、「どうしたら伝わるのかしら。本当に無力よね、まったく書
34年ぶりに準決勝へ駒を進めた金足農が、日大三を2対1で下して、初の決勝進出を決めた。秋田県勢が夏の頂上決戦へと駒を進めるのは第1回大会(1915年)の秋田中(準優勝)以来、103年ぶり2度目のことである。過去99回、センバツを通じても東北勢が優勝したことはなく、第100回記念大会で新たな歴史が刻まれるか注目される。 試合前にはPL学園OBの桑田真澄氏が始球式を務めた。1984年夏、金足農が準決勝で対戦したのが当時2年生エースだった桑田氏を擁するPL学園。金足農にとっては、さまざまな巡り合わせも重なった上での快進撃だ。 原動力となったのは言うまでもなく、150キロ右腕エース・吉田輝星である。秋田大会から通じ、準決勝まで計10試合を一人で投げ抜いてきた。甲子園での球数は5試合で749球を数える。 この無尽蔵のスタミナはどこからくるのか。4つの視点から、その謎を分析してみた。 まずは、チームメ
人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する組織「特務機関NERV」を名乗るツイッターアカウントがある。どこよりも早く地震速報などを発信するこのアカウントは、一体だれが、何のために運用しているのか。 【写真】かつてAERAの表紙に綾波レイが登場!? * * * 「揺れを感じたら、まずはツイッターを開いて『特務機関NERV』の投稿をチェックします」 宮城県石巻市で暮らす30代の女性はそう話す。東日本大震災からすでに7年半がたつが、依然として地震活動は活発で、いまでも年間500回を超える余震(震度1以上、東北全体)が起きている。石巻で揺れを感じたときは、地震の規模や津波の可能性を、『特務機関NERV』というツイッターアカウントの投稿でチェックするという。 特務機関NERVとは、人気アニメシリーズ「新世紀エヴァンゲリオン」に登場する機関の名だが、これを名乗るツイッターアカウントがあ
直近の有効求人倍率が44年ぶりの高水準を記録するなど、空前の売り手市場となっている転職事情だが、詰めかける希望者に対し、正社員の求人が圧倒的に少ないのが、いわゆる一般事務職だ。 【転職バブルの正体】消える一般職、事務職正社員の需給ミスマッチーー「価値生まない仕事」は自動化される【関連画像】 ハードな働き方を続けることに疲れたり、家庭との両立を考えたりする女性の求職者の多いことが特徴だが、市場の需給バランス以前にそもそも、職場から多くの一般事務の仕事が消え始めている。 「結婚後も長く働きたいけれど、営業職はもういいや」 大学卒業後、北陸地方の地銀で、個人向け商品の営業職をしていたアユミさん(24、仮名)は、学生時代から交際する彼氏との結婚が視野に入ってきた頃から、転職活動を始めた。 彼が関東在住のため、関東に拠点を移すことを考えたのと、顧客のニーズよりも厳しいノルマの達成が第一に来る営業のや
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く