学校教育1の最大の弊害、それは「間違えることに対する恐怖心を植え付けること」。 この傾向は、特にエリートとされる人々の間で顕著である。そりゃそうだ。エリートは、学校教育のシステムの中で、間違いを最小限にとどめてきた人たちだ。間違いが少ないからこそ、一流の大学に入り優良企業に就職できるのだ。途中であんまりミスが多いと落ちこぼれて、エリートコースから脱落することになる。 間違えることを恐れることが、なぜそんなに問題なのか?それは、間違えることは人間として成長するうえで、大切な触媒だから。間違えることを恐れる人は、そのぶん思い切った言動ができなくなり、自分でのびしろを縮めてしまう。そして、生き甲斐も将来に対する希望も、のびしろの大きさに比例する。間違うことへの恐怖心は、人生のガンだ。 間違うことを恐れるなというのはカンタンだ。でも実行に移すのは難しい。明日から恐れるのをやめますと宣言すればすむわ