RPAがよく止まるという悩みを抱える企業は多い。原因の1つは、行うべきテストができていないことにある。必要な情報や条件を整理することが難しいテストを、ユーザー部門や開発担当者がどう行えばよいのか――ポイントを解説する。 前回紹介した通り、RPAロボット(以下、ロボ)のトラブルは「テストの誤りや漏れ」が原因で起こることがある。この“誤りや漏れ”を回避するためには、テスト担当者を含む開発部門と現場のユーザー部門が、テスト実行の前段階でテストの目的やゴール、方針に関する共通認識を持つことが重要だ。さらに、リリース後のロボと、ロボを活用する現場の業務が最終的にどのような状態になることをゴールとするかも共有しておきたい。 この認識合わせのために重要なのが、テスト工程の第一段階である「テスト計画」だ。今回は、「RPAの品質を高めるテスト」をテーマとした記事の後編として、リリース後の本番でロボのトラブル