ギリシャで、財政緊縮策の受け入れを争点に行われた国民投票は、午前5時現在、開票率71%で緊縮策に反対が61%と賛成を大きく上回り、チプラス政権のバルファキス財務相は事実上、勝利を宣言しました。 ギリシャで選挙を管理する内務省の発表によりますと、日本時間の午前5時現在、開票率は71.86%で、財政緊縮策の受け入れに「反対」が61.53%、「賛成」が38.47%と、反対が賛成を大きく上回っています。 バルファキス財務相は日本時間の午前4時半すぎに記者会見し、「緊縮策へのノーは、民主的なヨーロッパに対する大きなイエスだ」と述べて、事実上、勝利を宣言しました。そのうえで、「ギリシャ国民の勇敢な”ノー”という意思を抱きながら、あす以降、EU側に対して合意点を探るよう求める」と述べて、EU側に対し金融支援を巡る協議再開を呼びかけました。 アテネの議会前の広場には、緊縮策に反対する大勢の市民らが集まりは