自宅避難者が多い渡波地区の一角。7世帯ががれきの残る路上で協力して朝食を作っている時、子ども達がつまみ食いをしていた=宮城県石巻市で2011年3月28日午前7時50分、梅村直承撮影
わあーと大声をあげて泣く子どもの姿を、街角であまり見かけなくなってきた。少し前までは、電車の中でも、お店屋さんの店頭でも、子どもはよく泣いていた。 「あのおもちゃが欲しい」「おなかがすいた」「まだおうちに帰りたくない」……。泣くことは、子どもの大事な自己表現であり、自分の思いを、親や周りの大人に訴える唯一の手段なのだと思う。 一方、親のほうは、なだめたりすかしたりしながらも、どうしたって子どもの要求をかなえることができないときは気がすむまで泣かせておいた。「欲しいのねー、でも今日は買わないよー」。やがて子どもは泣き疲れて眠ってしまったり、何で泣いているのかも忘れてしまったり。 その親子のやり取りに、周囲の大人たちは寛容だった。「子どものあたりまえの姿だよ。よくあることさ」「泣いてわめいて、子どもは成長していくのよ。順調に育っているわよ」。ダダをこねる子どもへも親たちへも、優しいまなざしを送
<NEWS NAVIGATOR> ◆「はやぶさ」はどんな旅をしてきたの? ◇未踏の小惑星を往復 7年間・60億キロの航程、きょう帰還 人類初の小惑星の岩石採取に挑んだ宇宙航空研究開発機構(JAXA)の探査機「はやぶさ」が13日夜、地球に帰還する。03年5月の打ち上げから約7年、総航行距離約60億キロにも及ぶ長い旅について、「なるほドリ」がはやぶさの人気キャラクター「はやぶさ君」(注1)に聞いた。【永山悦子】 なるほドリ はやぶさ君、いよいよ帰ってくるね。どんな小惑星に行ったの? はやぶさ君 地球と火星の間の軌道を回る小惑星イトカワ(注2)だよ。地球から比較的近く、まだだれも行ったことがない小惑星だったんだ。到着まで約20億キロ、2年4カ月もかかったよ。 Q 気が遠くなるね。すごいパワーのエンジンを持っているのかな。 A 「イオンエンジン」という新型のエンジンだよ。キセノンガスに電気を帯びさ
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