中国には日本のコンテンツのファンが推計2億8000万人いる──コンテンツ市場分析などを手がけるヒューマンメディアはこのほど、こんな調査結果をまとめ、「日本と世界のコンテンツ市場データベース2010」としてまとめた。米国でも1000万人以上のファンがいるとされ、フランスでは漫画「ドラゴンボール」の販売が約1900万部に上っているという。 中国では1980年代以降に生まれた「80后」(パーリンホウ)と呼ばれる世代の7割に当たる2億8000万人以上が日本コンテンツのファンと推計。中国産などを含めたアニメ・漫画の市場は日本を上回る1兆5000億円、その2次使用によるキャラクター市場は3兆2250億円と日本の倍以上だが、アニメ・漫画市場の90%、キャラクター市場の65%が海賊版だという。 米国では「ポケットモンスター」が人気だった2003年をピークに減少傾向ながら、ファン数は約1000万人以上いると
2010年8月9日から13日までボストンを訪問した。長い間、国内でバタバタとしており、海外に行く機会がなかったので、旧交を温めるとともに、最先端の研究を見ることが目的だった。いくつかの研究室を訪問したので、そこで感じたことを、4回に分けてまとめてみたい。第1回目となる今回は、ボストン訪問の際に最も強く感じた「中国の台頭」についてまとめてみる。 MITの半導体研究所は中国人研究者が最多 例えば、訪問先の一つとして米Massachusetts Institute of Technology(MIT)のMicrosystems Technology Laboratories (MTL)を訪ねた。MTLはMITの半導体製造工場的な役割を果たしており、新材料半導体の研究とともに、研究者が設計したチップの製造を行っている*。 *米国では、MITだけでなく、Harvard University、Stan
1970年、神奈川県横須賀市生まれ。横浜国立大学大学院工学研究科修了、Tuck School of Business at Dartmouth MBA。Booz & Company, Accentureなどの経営コンサルティング会社、子供服アパレル大手のナルミヤ・インターナショナルを経て、中国にて起業。上海外安伊企業管理諮詞有限公司(Y&E Consulting)、(株)MA PARTNERSの創業経営者でもある。 ⇒GML上海ホームページ、執筆者へのメール 日本人が知らないリアル中国ビジネス 江口征男 世界経済の牽引役として注目を浴びる中国に進出する日本企業は、後を絶たない。だが、両国の間に横たわる「ビジネスの壁」は想像以上に厚い。今や「世界一シビアな経済大国」となった中国で日本企業が成功するためのノウハウを、現地コンサルタントが徹底指南する。 バックナンバー一覧 これまで、商品の品質や
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