そもそも流出した「パナマ文書」はどこにあり、誰がアクセスできているのか? その1 最近さっぱり新たな情報がでてこない「パナマ文書」ですが、すでに報道されている情報(随分いい加減な情報もあります)をみても、重要なことがほとんど明らかにされていません。 その「最大の疑問」が表題です。要するに「誰がどの人物の秘密を暴きダメージを与えることができるのか?」、逆に「誰がどの名前を表に出ないようにできるのか?」が全くわからないままです。これは大変に気持ちの悪い状態です。 「パナマ文書」といっても2.6テラバイト(紙に印刷するとトラック1000台分!)もある膨大なデータですが、最初にこれを受けとったとされる南ドイツ新聞は情報元を秘匿するため、すでに元データを廃棄しているようです。 その元データ(コピー?)を受け取った国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)は、世界中の会員ジャーナリスト(当初は400名