次世代webカンファレンス のserver_archセッションでお話することになった。 イベント趣旨にある「答えの出ていない問題を登壇者が話し合う」というのが面白そうであり、当日はどのように話が進むのか私も楽しみにしている。 私としてはやはり最大の持ちネタはgRPCで、gRPCを使うようなサーバーサイドアーキテクチャはいかなる物なのかというところから切り込んでいくことになるだろう。
コンテキスト あなたが開発しているサービスはユーザー向けにAPIを提供している。そして、APIを利用するにはユーザーは短寿命の認可情報(たとえばOAuth2トークン)を提示しなければならない。 ユーザーは認可情報が紐付いているアカウントの権限でリソースを読み取ったり、作成したり、所有したり、編集または削除したりする。 ここで、ユーザーは人間(が操作するユーザーエージェント)であることもあるが、人間の手を離れてバックグラウンドで自動実行されるプログラムかもしれない。 また、あなたは悪用目的でアカウントが大量登録されるのを防ぐためにCaptchaを利用したいと思っている。 さらに、課金目的で請求書送付先を登録させたいとも思っているかもしれない。 問題 プログラムが利用するアカウントを安全に管理するのがユーザーにとって困難である。 プログラムは自分でCaptchaを解いたりEメールを受け取るのが
今までこのblogはVPS上で動作させてきたが、この度 Managed VMs に移行した。 Wikiと全文検索は一時的に利用不能になっているが、他はそのまま動作しているはずだ。 主な動機はいまどき個人blogのためだけにシステムを管理するのは厭ということである。 慣れているのと安いのでManaged VMsにしたが、システムをDockerizeしてあるので、必要であれば少しの手間でElastic Beanstalkでもどこでも移動できる。 難点としては、このblogにはVMがオーバースペックということだ。Managed VMs(elastic beanstalkも同じだった筈だが)はdockerコンテナとそれを走らせるVMを1:1にmapするので、この程度の負荷だとリソースが余ってしまう。複数のコンテナ(モジュール)でシステムを構成しようとするとVMの利用料がかなり無駄である。本当はN:
『 アンダースタンディング コンピュテーション ―単純な機械から不可能なプログラムまで 』を監訳者の笹田さんから頂戴したので、読んだ感想をまとめてみる。 この本はRubyを用いて計算理論を紹介しようというものだ。具体的には次のようなトピックを扱っている。 形式的意味論 操作的意味論 表示的意味論 オートマトンとチョムスキー階層 ラムダ計算 停止性問題と計算不能性 静的意味論と型システム サンプルが丁寧に書かれていて簡単に動作させられること。これが本書の強みだと言える。 正直なところ今までオートマトンはともかく形式的意味論は他の本を何度を読んでもいまいちピンと来なかったのだが、本書のサンプルプログラムを動かして初めて理解が進んだ気がする。 そもそも本文にも書かれているように、ミニ言語の形式的意味論をより強く(曖昧な)言語であるRubyで書いたところで理論的には意味は無い。 意味の定義がRub
『プロフェッショナルのための実践Heroku入門』をざっと読んだ。 コンパクトにまとまっていて良い本だと思う。 私が以前1日がかりで調べて回ったこと+αぐらいが書かれているので、読んでおけばそういう調べ回る時間を節約してくれるし。 インストール手順に結構な紙面を割いたりするあたりはあまり好みの構成ではないが、薄い割に触れているトピックが豊富なのは良い。 Herokuの概要、各言語の開発環境セットアップ、Herokuを用いたアプリケーションの開発サイクル、デプロイの仕組み、Addon, Herokuアーキテクチャの外観などに順に触れている。 web開発者ならこれだけ一冊読めばとりあえずHerokuにアプリケーションを立ち上げられるようになるだろう。 ベストプラクティスやアンチパターンについても折々触れているので、読んでおけば先々楽にもなる。 残念なのは、workerプロセスについては名前ぐら
DockerCon 2014 に行ってきた。 この会期中には各社からいくつもの製品が紹介/発表された。そして、それによってクラウドという技術は次のステージに移行したと言っても過言ではないだろう。 より自由にユーザーがクラウドベンダーを選べる時代へ。どうやってクラウドにうまくデプロイするかではなく、アプリケーションそのものに注力できる時代へ。 Dockerとは Docker とはいわゆるコンテナ技術の1つで、Linuxホスト環境の中に隔離された別のLinux環境を作ってくれる技術だ。 軽量仮想マシンと呼ばれたりもする。 Solaris Container とも似ている。 新しくないDocker 1つ述べておくとDockerは技術的には新しくない。Dockerの価値は技術以外にある(とDockerのCEOもDockerConで言ってた)。 技術的にはSolarisにはSolaris 10の頃か
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