2018/2/11 11:30 大塚一樹 平昌オリンピックスノーボード・ハーフパイプの金メダル候補として名前が挙がる平野歩夢は、スノーボード界の歴史を継承する王者候補としても注目を集めている。平昌オリンピックは、日本の若きスノーボーダーが、かつての王者たちが築いてきたスノーボードの歴史とその重みを受け継ぐ瞬間になるかもしれない。オリンピック採用以前、以降でその競技性と世間からの見られ方が大きく変わったスノーボードの歴史を振り返りつつ、平昌で平野が挑むものの大きさを解説する。 スノーボード界の“生ける伝説”に挑む平野歩夢いよいよ開幕した平昌オリンピック。史上最多のメダル獲得も、と噂される日本人選手団の中で、特に金メダルの期待がかかるのが、スノーボード・ハーフパイプの平野歩夢だ。15歳74日で参加した2014年のソチオリンピックでは銀メダルを獲得。19歳になった平野が挑むのは、金メダルと、ス