指定暴力団山口組が、前日(28日)に神戸市灘区の総本部で開いた恒例のもちつき大会で、訪れた一般の親子らに現金を配っていたことが29日、関係者への取材で分かった。お菓子などと一緒に袋が用意され、「お年玉」の名目で最高3万円が入っていたという。もちつき大会は4時間で、例年の2倍となる約1200人が参加。仮に半数が子供だったとして、総額は単純計算で最大1800万円規模!? この大盤振る舞いに兵庫県警は神経をとがらせている。 関係者によると、お年玉は6代目山口組、司忍(本名・篠田建市)組長=銃刀法違反罪で服役中=とナンバー2、高山清司若頭の名前が書かれた2種類のお年玉袋に入れられ、菓子などと一緒に配られた。中には最高3万円の現金が入っていたという。 もちつき大会は、6代目山口組の恒例行事で、組員とその家族だけではなく、総本部近隣の一般市民も参加できる。28日は午前9時前から組員がもちをつき始め、午