1986年生まれ。日本学術振興会特別研究員などを経て、現在、立命館大学産業社会学部准教授。社会学的視角から、人々の生活における政治的側面、社会運動・政治活動の文化的側面を捉える。著書として『社会運動のサブカルチャー化』(せりか書房)、『社会運動と若者』(ナカニシヤ出版)。個人ウェブサイトは kyokotominaga.com 著者 稲垣 理一郎 (原作), 村田 雄介 (漫画) 出版日 2002-12-01 「権力」というと、何となく大きい組織とか、偉い人をイメージする人は少なくないでしょう。例えば、「権力者」と聞いて近所のおばさんをイメージしたり、「権力同士のぶつかり合い」と聞いて猫の小競り合いをイメージする人はあまり多くないでしょう。ただ、社会学においては、このようなミクロな関係、あるいは関係性の上にある立場も「権力」で説明することができます。 特に「権力」を強く意識した研究者のひとり