やせがまんばかりで もう半年過ぎたが 何が変わったか誰を愛したか 頭の中でいま夢がくずれだした なんとかなれ という、古井戸の歌が頭の中でいま! すい臓にがんが見つかって 検査して入院して手術して退院して、 半年が過ぎました。 いろいろあったし、やったし、考えたし、 あっという間だった気もします。 がんに関する本は50冊以上読んだ。 ネットの情報も根堀葉堀した。 いろんな人に会い、お話たくさん聞かせていただいた。 ところが何が変わったかと自問しても そんなに変わっちゃいないのです。 心の底から変わろう変えたい変わらなくちゃと 必死だったけれど、 がんばればがんばるほど、 それって自発的に意図的にがんばるものなのか? 作為的な変化は、わたしが求める「変化」とは違うんじゃないか? などとコリクツをこねて自分不信になる。 しかし誰を愛したかと振り返ってみると、 誰も彼も愛したと思えます。 目に映