「プラス思考」というと良いことずくめのようにも思えるが、行き過ぎると怖い面もあるらしい。プラス思考を追求すると、「いつも良いことが起こる」と思うようになるが、ときには悪いことも起こるものだ。極端なプラス思考の人は、そのようなときに脳がうまく働いていない、という研究結果がある。 その研究によると、極度なプラス思考の人は、根っからポジティブな世界観を持つだけでなく、それをさらに強めるような体験からしか学ばないらしい。研究では、参加者をMRIにかけた状態で、車が盗まれるとか、悪い病気にかかるといった悪いことが、将来、自分の身に起きる可能性について何パーセントあるかを見積もってもらった。そして、それぞれのことが参加者の人生に実際に起きる確率を知らせ、その上で再び、自分に起きる可能性を見積もってもらったのだという。 つまり、1回目の見積もりが実際の確率と異なっていた場合、2回目に見積もりを修正するこ