シーズンを戦ってきた正攻法で巨人に挑むか、短期決戦に奇襲を練るか。広島との戦いで、和田阪神の方向性が見えるはずだ。 セ・パの順位が確定した。 12日からは、日本一を目指したポストシーズンが開幕する。 ワイルドカードを除けば地区優勝チームばかりが集結するMLBのポストシーズンとは異なり、日本型のポストシーズンは優勝を逃したチームの再挑戦の舞台といえる。セ・リーグ3位の広島は借金を抱えたままの参戦だし、パ・リーグ3位のロッテは首位の楽天に敵地で大きく負け越して(Kスタ宮城では2勝10敗)クライマックスシリーズ(以下CS)に挑む。いわば、日本のポストシーズンは敗者復活戦のようなものだ。 ペナントレースの成績には蓋をして、ここで勝ちさえすれば、世間の評価を覆すことができる。CSはペナントレースとは別物の戦いといっていい。 とはいえ、CSの第1ステージで勝つことだけに焦点を絞るべきではないと思う。2
北別府学(Manabu Kitabeppu)1957年7月12日、鹿児島県生まれ。最多勝を2度獲得するなど長年にわたりカープの主力投手として活躍し、'92年に200勝を達成。日本シリーズに5回出場し、11試合(先発で6試合)に登板するも0勝。現在は野球解説者。 充実した投手陣を擁し、カープは3度目の頂点に立った。 栄光の'80年代、マウンドで躍動した往時の投手たちが、 最後の日本一への激闘の軌跡と、その後の苦闘を語る。 ファンには長い時間だったろう。広島カープは3位以上を確定させ、クライマックスシリーズに進出することになった。1997年に3位になってから久しくなかったAクラス入りである。6年前からはじまったCSにもようやく出場することができる。応援してきた人たちの喜びが想像できる。 しかし、そんなことで喜んでもらっては困る。そう口をへの字にする人もいるだろう。1980年代から'90年代初頭
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