ソフトバンクは6日、米大リーグのマリナーズに在籍していたキューバ出身のアリエル・ミランダ投手(29)=188センチ、86キロ、左投げ左打ち=と入団で基本合意したと発表した。身体検査などを経て正式に契約を結ぶ。球団を通じ「入団することになり、この上なくわくわくしている」とコメントした。 ミランダの大リーグ通算成績は44試合登板で13勝9敗、防御率4・72。2014年に亡命し、15年から米球界でプレー。16年にメジャーデビューを果たした。昨年はマリナーズで主に先発として8勝を挙げ、救援もした。今季は登板1試合にとどまっていた。 ソフトバンクは救援陣のサファテや岩崎、先発陣の和田や東浜を故障で欠く。工藤監督は投球を映像で確認したといい「球に力があり、投げっぷりがいい。先発と中継ぎの両方をやれると考えている」と話し、起用法は今後判断すると説明した。
畏敬の念を、抱いていた。 国を、チームを預かる者同士だからこそ、共鳴は生まれたのだろう。北海道日本ハムファイターズ栗山英樹監督は、何の混じり気もない澄み切ったリスペクトを1つのタクトへ向けた。 日本代表が敗退し、国内での盛り上がりが終焉を迎えつつあるサッカーのワールドカップ、ロシア大会。国内のみならず、世界でも1つの決断が喧々諤々の議論を呼んだ。6月28日、グループリーグ最終戦のポーランド戦。1点ビハインドの状況で、決勝トーナメント進出のために選んだパス回しである。 同じく決勝T進出の可能性を残していたライバルのセネガルよりも警告数が少なかったため、その「フェアプレーポイント」を計算した上での戦術で16強入りした。直後は様々な意見、主張が飛び交った。栗山監督も、その試合を注視していた1人だった。迷いなく、持論を明かした。 「監督って、みんな同じだと思う」 「覚悟を感じた。あの試合、その裏で
山形出身のプロ4年目、日本ハム・石川直也投手(21)が、6月27日のソフトバンク戦(那覇)で待望のプロ初勝利を挙げた。開幕から守護神として起用されたが、4月末から七、八回を投げるセットアッパーに配置転換。6月30日のオリックス戦(札幌ドーム)から再び抑えに抜擢(ばってき)された右腕が、チームを勝利に導く。
「彼は絶対に日本で成功するよ」 2013年の開幕直後のことだ。当時巨人の指揮を執っていた原辰徳監督が、こう太鼓判を押したのは現DeNAのホセ・ロペス内野手だった。 ロペスは2004年にシアトル・マリナーズでメジャー昇格し、'06年にはレギュラーに定着してオールスターにも出場。その後も6年間、二塁と三塁で定位置を守ったバリバリの選手だった。だが、その後は打撃不振からコロラド・ロッキーズなど4球団を渡り歩いたがパッとした成績を残せずに、'13年1月に巨人と契約して日本球界にたどり着いた。 実は来日1年目のオープン戦でも打率2割2分で本塁打も1本と低迷したが、それでも原監督は開幕から先発で起用したのである。 「もちろん技術的にはしっかりボールを呼び込んで打てるし、変化球についていけるという判断があった」 なぜ原監督は成功を確信していたのか? そのとき原監督が言っていたことだ。 「ただ、一番は彼が
(セ・リーグ、阪神-中日=雨天中止、5日、甲子園)高卒3年目の阪神・望月惇志投手(20)が5日、大記録の存在を聞き、目を輝かせた。 「(三振に)こだわっているつもりはありませんが、継続できるところは継続していきたいです。自分のボールを投げていけたら」 腰の手術から2年ぶりに1軍登板した3日の中日戦(甲子園)では2回無失点。最速155キロの直球とフォークで5連続三振を奪ってフィニッシュした。連続奪三振の球団記録は7で、2014年8月1日のDeNA戦(甲子園)での藤浪ら5人(2リーグ分立後)。セ・リーグ記録は8、プロ野球記録も9と、視界にとらえている。 「先のことを考えられる状況ではありませんが、1試合1試合、持っている力を発揮できるように、いろんなことを考えながら一日一日やっていきたいです」
(セ・リーグ、阪神-中日=雨天中止、5日、甲子園)阪神は5日、午後1時に中日戦(甲子園)が雨天中止となった。金本知憲監督(50)は、3試合連続で4番を任せている陽川尚将内野手(26)を、6日のDeNA戦(同)以降も4番で起用していくことを明言。離脱中の糸井嘉男外野手(36)が戦列に復帰しても「そのまま(陽川が)4番でいってもいい」と大きな期待を寄せた。
巨人・長野久義外野手(33)が5日、DeNA14回戦(東京ドーム)に「5番・右翼」で先発出場。1点を返した直後の三回一死二、三塁から遊撃へゴロを放ち、同点とし、一塁のタッチもかいくぐりセーフとなった。 うまくかわした。DeNAの遊撃手・柴田の送球はやや本塁よりにそれ、一塁手・ソトは長野にタッチしにいこうとグラブを寄せた。判定はアウト。だが、巨人・高橋監督からのリクエストを受けて、審判団がリプレー検証をした結果、判定は覆りセーフに。結果は遊ゴロ敵失となった。その後、追加点こそ取れなかったものの、ベテランが最後まで諦めない姿勢を見せた。
元ロッテで米大リーグ、ダイヤモンドバックス傘下2Aを自由契約となった中後悠平投手(28)が5日、横浜市の球団事務所でDeNAの入団会見を行った。年俸は500万円。 「アメリカで自由契約になって、すぐにベイスターズに声をかけていただいた。日本球界に復帰できて、感謝しかない。迷い? ないです。野球を続ける上で、自分がやりたいと思っても、声をかけてもらわないとできないわけですから」 会見に同席した高田GMは「補強は7月いっぱいしかできないなかで、いいタイミングで彼がフリーになった。うちはリリーフが苦しんでいる。十分に戦力になってくれる」と、勝ち継投の一角になってもらうことを期待した。中後のコンディションもよく、順調なら球宴後にも1軍に合流させる方向だという。 サイドスロー左腕の中後は「多くないタイプだと思う。アメリカでも球を動かす投手に話を聞いた。ゴロを打たせてアウトをとってきたつもりです」とス
(セ・リーグ、阪神6-5中日、13回戦、阪神7勝6敗、4日、甲子園)藤浪のイニング間の投球練習を見て、驚いた。二回は7球のうちボール球が5球、三回は直球でストライクが全然取れなかった。打者が立っていないウオーミングアップにもかかわらず、だ。案の定、ともに四球がからんで失点してしまった。 六回の登板前、グラウンド整備中のキャッチボールでは、捕手が取れないような球を2球。この回は一死から2者連続で四球を与えて降板した。 高校球児でも、ブルペン投球ではストライクを投げられる。それをプロの一流投手ができない。本人もキャッチボールの大事さは散々、指摘されてわかっているはず。それでも捕手の構えたところに投げられない。金本監督は何点リードしていても、藤浪が投げているときは気が気でないのではないか。 そして、もっとも気になったのは、藤浪が四球を出してもスタンドからブーイングが聞こえなくなったことだ。ヤジら
(パ・リーグ、オリックス4-2ロッテ、13回戦、オリックス8勝4敗1分、4日、京セラ)またも延長戦に突入か…。漂い始めた嫌な空気を、19歳の若者の力投が吹き飛ばした。八回に登板したオリックスの山本が1回をゼロ封して打線の奮起を呼び、今季4勝目。パ・リーグでは日本人最多となる15試合連続ホールドポイントをマークし、福良監督の監督通算200勝を飾った。 「(山本)由伸、増井は信頼してますので」 福良チルドレンの躍動に指揮官もえびす顔だ。2-2の八回。先発した金子からバトンを受け継いだ山本は、田村、代打・ドミンゲス、荻野貴を9球で三者凡退に。「なんとか流れをと思って必死にいきました」と振り返るように最速154キロを誇る直球で押すと、直後に打線が勝ち越し。ソフトバンクに並び3位に浮上した。 高卒2年目の今季は中継ぎとして4勝0敗1セーブで、リーグトップの23ホールド。6月3日の巨人戦(京セラ)から
筒香は五回、右中間への大飛球…。リプレー検証の結果、フェンス最上部直撃の二塁打となった(撮影・矢島康弘) (セ・リーグ、巨人4-8DeNA、13回戦、DeNA8勝4敗1分、4日、東京D)DeNAは4日、巨人13回戦(東京ドーム)で接戦の末に突き放し、8-4と快勝。主砲の筒香嘉智外野手(26)が、本塁打性の当たりをめぐり2打席連続でリプレー検証の対象となる珍事の中、3安打と大活躍。今季の巨人戦は打率・388と勝負強いところを見せた。
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