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ブックマーク / shinka3.exblog.jp (21)

  • ビットコインで学ぶ貨幣経済と著作権管理 | 5号館を出て

    デジタル情報の優れたところは、情報の劣化なしにいくらでも複製ができることだと、よく言われます。そのために、デジタルに記録された音楽映画や文学などは著作権の管理が難しいためにいくらでも違法に複製されるという欠点があるとされてきました。音楽映画や文学作品が劣化なしに誰でも簡単に何回でも複製できるとなれば、確かにそれらを売買することによってなりたつ著作権業界は存立は難しいのかもしれません。 一方、最近大騒ぎになっているビットコインというものは、デジタル情報で管理されている「仮想通貨」だということです。たとえ仮想とは言え通貨がデジタルに存在しうるということはどういうことなのか、私には最初にわかには理解できませんでした。 しかし、ここ数日世間を騒がしているビットコイン騒動を見て、いくつかの解説記事を読んでいるうちに、デジタル情報で通貨が管理できるのだということがなんとなく理解できてくると、これは

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    yosuken 2014/04/07
  • 爪が残っていればヒトでも指は再生する | 5号館を出て

    今日発表されたNatureのオンライン版に、弘前大学出身で北大の私の研究室で博士号を取得、今はニューヨーク大学でポスドクをしている武尾真君を筆頭著者とする論文が出ています。 Nature Newsにも取り上げられているので、かなり注目度の高い論文です。 How nails regenerate lost fingertips Study of mouse toes reveals pathways that could offer clues for regenerating human limbs. 現象自体は研究者には結構知られていることなのだそうで、実験に使われたマウスと同じようにヒトでも指先を切断するような事故にあったとしても、爪がある程度残っていれば指先は「完全に」再生することが知られていたようです。 なんだ、それなら度々日テレビに登場し、BBCでも大々的に取り上げられたニュ

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    yosuken 2013/06/14
  • うつ病は免疫システムの副産物か? | 5号館を出て

    というタイトルのサイエンスニュースが出ていました。ひさびさのダーウィン医学です。 Science Daily: Science News Depression: An Evolutionary Byproduct of Immune System? (C) photoXpress うつ病はアメリカ成人の10%に出るという統計もありますし、遺伝的素因も言われていますので、ダーウィン医学的に考えると、進化的な有利性があるはずだということになります。ただし、うつ病は明らかに人間関係を悪くするので社会的有利性ではなく、動物学的な生存や繁殖の有利性を考える必要がありそうです。 というわけで、分子医学的検証をしてダーウィン医学的仮説を提唱した論文が出ました。 Hypothesis Molecular Psychiatry advance online publication 31 January 20

    うつ病は免疫システムの副産物か? | 5号館を出て
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    yosuken 2012/03/03
  • 日本のコミュニティFMも聞けるTuneInラジオ | 5号館を出て

    iTunesにもラジオがあって、そちらも気に入っていたのですが、選択できる局の数が全然違います。TuneInは、お客様がどこにいても世界中のラジオが聴ける無料サービスです。音楽、スポーツ、ニュースなど、50,000以上のラジオ局から自由に選んでお楽しみいただけます。 驚いたのは、TuneInでは外国のFM放送やネットラジオが聞けるだけではなく、日のコミュニティFM局もカバーされていることでした。 しばらく前までは「らじる・らじる」でやっているNHKも聞けたのですが、残念なことに今はブロックされているようです。 音楽局ならばジャンルで選ぶことができます。

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    yosuken 2011/11/12
  • 大学院入試 | 5号館を出て

    論述試験の後には、現在アメリカでポスドクをやっているtko君が家族で来訪。 彼が最近Cellに出した論文が表紙になっているというおみやげを持ってきてくれました。

    大学院入試 | 5号館を出て
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    yosuken 2011/08/18
    大学院入試
  • 原発に賛成でも反対でも | 5号館を出て

    今回の福島原発の事故を受けて、原発をどうするかという議論が、国内のみならず世界中で盛んになっています。ドイツのように一気に原発反対に世論が動いたと言われている国もありますが、当事国である日ではちょっと意外ですが、原発反対に国論が大きく振れたとまでは動いていないと報道されています。 原子力発電が扱いにくい技術であることは、賛成派も反対派も共通した認識があるようですが、もっとも大きな議論の焦点になっているのはどうもその「経済性」であるようで、今までは原子力によって作られた電気が「圧倒的に安い」ということと、化石燃料のように発電によって大量の二酸化炭素を放出しないところが強調されてきており、少なくとも今回の事故が起こるまでは、原発は「安くてクリーン」な発電方式ということが半ば「常識」として敷衍していたという気がします。少なくとも日ではそうだったと思います。小さな事故があったり、ちょっと大きな

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    yosuken 2011/04/25
  • ついに発見された光合成植物の脊椎動物細胞内での共生 | 5号館を出て

    私が良く学生に出す質問のひとつに、無脊椎動物ではたくさん光合成植物を細胞内共生させて光合成の恩恵にあずかっているものがいるのに、なぜ脊椎動物ではそれが発見されていないのか、というものがあります。今まで発見されていないのだから、非常に稀なことは間違いないとしても、実は脊椎動物ではなんらかの共生できない理由があるのかもしれないということを考えてもらいたいという問題です。 ところがなんと日発表になったPNASのオンライン早版には、その「常識」が打ち破られる論文が出ていました。サンショウウオ(spotted salamander (Ambystoma maculatum))の細胞の中で光合成する緑藻(green algae (“Oophila amblystomatis”)です。 Published online before print April 4, 2011, doi: 10.1073/

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    yosuken 2011/04/05
  • 20日と24日の福島第一原発3号機の近接撮影写真 | 5号館を出て

    テレビや新聞では福島第一原発の映像は30キロ以上離れたところから見たものしか見ることはほとんどありませんが、まさかこのハイテク時代にそれほど写真が手に入らないことは信じられないと思い、ウェブを検索してみたところ鮮明な写真を発見することができました。 Photos of the Day - Fukushima Dai-ichi Aerials By Mike Zacchino, The Oregonian | March 30, 2011 12:25 PM もちろん飛行禁止区域ですので、人の乗った飛行機で撮影することはできませんが、無人飛行機で簡単に撮影することができるようです。これが撮影に使われたミニチュア飛行機です。 よく見ると、ボディに「AIR PHOTO SERVICE Co., Ltd., 新潟県妙高市」と書かれています。日の会社の飛行機なのです。なぜ、日のマスメディアが

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    yosuken 2011/04/01
  • 発電所で起こっていることは隠せても放射線は隠せない | 5号館を出て

    原子力発電所から漏れ出る放射性物質は、たとえ「微量」でもすぐに全国あるいは全世界レベルで検出されるようになるので、たとえ地上も空も立ち入り禁止区域になっている発電所で起こっていることがわからなくても、発電所で放射能漏れを伴う深刻な事態が起こった場合にはそれを隠すことはできません。逆に、発電所で起こっていることが発表されないにもかかわらず、全国レベルで観測される放射線レベルの異常があった場合には、逆に発表がためらわれるほどの状況であることがすぐに露呈してしまいます。 おそらく今朝(3月21日:注)の未明にそうした事態が起こったのではないかと思われます。 これは、ryugo hayano (@hayano) さんが佐々木、初田、永田、早田さんとともに、文科省の発表したデータを見やすくグラフ化してくださったものです。 3月16日に急激な上昇を示した茨城県で、今日の未明から検出される放射線量がまた

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    yosuken 2011/03/22
  • パンダが肉食を捨てる原因となった決定的遺伝子変異が起こった時 | 5号館を出て

    今年の初めにジャイアント・パンダのゲノム解析の結果が発表された時に、彼らの肉の「旨味」を感じるレセプタータンパク質の遺伝子が壊れていることがわかったことと、彼らの持っているタンパク質分解酵素などは肉のクマとほとんど違いがないことから、彼らが肉から草(笹)に変わった決定的原因は、この旨味レセプターの変異だったことが推測されています。 (C) photoXpress 今日のNewScientistに短いながらも、そのことに言及した記事が出ていました。 How the giant panda lost its taste for flesh ジャイアント・パンダはどのように肉の旨味を感じなくなってしまったのか それによると、肉の旨味を感じるUmami受容体を構成するタンパク質を作るTas1r1という遺伝子が、パンダの祖先でおよそ420万年前にその働きを失うような変異を起こしたということで

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    yosuken 2010/12/07
  • なぜ機能しなくなったのなら「廃止」とならないのか? | 5号館を出て

    今朝の朝日新聞の1面でした。 センター入試、難易度別に2種類 16年導入を検討 また、入試のやり方の新しいパターンが増えるのかと思うとげっそりします。えり好みさえしなければ誰でも大学に入れる「全入時代」が迫り、受験生の学力の幅が広がったことなどから、1回1種類のセンター試験で学力をつかむのが難しくなったためだ。 現段階で想定されているのは、試験科目を主に国公立大(一部の私大も含む)の志願者向けのものと、私立大向けの基礎科目型に分ける2種類の試験。大学が二つのうちどちらかを選び、志願者が受験する仕組みが考えられる。両試験とも一定量は同じ問題を出し、それぞれの得点を換算できる仕組みにするという。 また、ペーパー試験を課さないAO・推薦入試の受験生を対象に、高校段階の学力を把握するテストを、センター試験とは別に導入するかどうかも検討するとみられる。 2000年頃に行われた学習指導要領の改変で教え

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    yosuken 2010/10/26
  • 飢えた子の前で科学研究は有効か | 5号館を出て

    「飢えた子の前で文学は有効か」 この言葉に初めて接した時に、人が単なる動物としてのヒトではなく、知性を持った人間であることの意味を考えてみろと言われた気がして、「大学生」になったことを実感した記憶があります。 最近ずっと考えているのが、「飢えた子の前で科学研究は有効か」ということです。 事業仕分け人たちがやろうとしていること、あるいは少なくとも建前として言っていることは、貧困国家である日でその貧困を解決するために、とりあえず税金を使って行う事業のうち、優先順位の低いものを仕分けていくということだと思います。 仕分けられる側が予算を主張するためには、その「論理」に対抗できるだけの「説得力のある理由」が述べられなければなりません。しかも、それがあらかじめ作文されたものではない証拠として、仕分け人と行う真剣勝負のディベートに勝たなければなりません。 全国あるいは全世界にリアルタイムで流されてい

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  • 公開でプレゼン・ディスカッションできる場で敗退した文科省 | 5号館を出て

    今日は文科省関連の事業仕分け作業があるというので気になっていたのですが、最後の2つはネット中継をみることができました。テニュアトラックやポスドク支援など若手研究者支援関係のものについては、ネット上で録音したものが配布されていたので、それをだいたい聞きました。 今感じていることは、こうしたチャンスをもらったにもかかわらずきちんと自分たちの予算を守る論戦を張れなかった文科省は最悪だったということです。話を聞いていると、どうやら今までにも行政刷新会議と何回かやりとりがあったようで、今日もどういうことを訊かれるかはだいたい予想できていたはずです。 それでいながら、あのていたらく 国立大学を事実上経営している機関ですから、いわば我々の上層部にあたる方々です。我々の生殺与奪を握っている予算に関して、胸を張ってどのくらい重要なものであるかを、いわば素人の委員達を蹴散らしてもらわなければ、我々としては頼る

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    yosuken 2009/11/19
    『さまざまの大型プロジェクトに関しては、文科省が内容にそれほど自信を持っていたものが通ったというものばかりではなく、まさに「政治的決定」がまかり通ってきたことを示しているのではないかと感じました。』
  • クジラの新しい系統樹:カバとちょっと遠くなった | 5号館を出て

    私はそれほど(ほとんど?)哺乳類の系統進化には詳しくないのですが、クジラの系統の話にはいつも引きつけられます。特に、クジラがカバと近縁だという話を聞いてからは、クジラの進化の話題になるとアンテナがついつい動いてしまいます。 今日のScienceDailyニュースに、それがありました。 Getting A Leg Up On Whale And Dolphin Evolution: New Comprehensive Analysis Sheds Light On The Origin Of Cetaceans 新しい研究が、クジラの起源に光をあてた なんのことかわからないかもしれませんが、この紹介記事を読んでからオープン・アクセスの原著論文を読むと、そこにはきれいなイラスト入りの系統樹の図がたくさん載っていて、パッと視覚的にわかる気がします。 原著論文 PLoS One Spaulding

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  • ポスドク感謝デー(2009年9月24日) | 5号館を出て

    この図に赤いピンが挿してあるところで、ポスドク感謝デーのイベントが開かれたということのようですが、個々のイベント自体はそれほど大きなものではなくても、全国同時にこうしたイベントが開かれるくらい、ポスドクという存在が社会的に認知されている(あるいは、認知を求めて活動している)ということを示しています。 もちろん、ポスドク感謝デーなるものが全国規模で行われるということだけでもすごいと思うのですが、それを実施した全国ポスドク連合(The National Postdoctoral Association)という組織があるということがすごいと思いました。 恥ずかしながら、私はこの組織についてはあまり良く知らず、このサイトも訪れたことはありにませんでしたが、アメリカ最大の科学者組織と言っていいAAASがスポンサーになっているようです。 The National Postdoctoral Associ

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  • イヌの起源は揚子江の南にいた100匹ほどのオオカミから16000年ほど前に家畜化された | 5号館を出て

    イヌの起源については、しばらく前から東アジアという説が有力ですが、つい最近、アフリカの土着犬を調べてみると東アジアのイヌと同じくらい遺伝的多様性が見られることから、必ずしも東アジア起源ということではないかもしれないという論文も出ていました。 Published online before print August 3, 2009, doi: 10.1073/pnas.0902129106 Complex population structure in African village dogs and its implications for inferring dog domestication history Adam R. Boyko他多数 しかし、この論文でも東アジアが起源でないとしても、アフリカにはオオカミがいなかったので、アフリカもイヌの発祥の地というわけではなさそうだ、という弱

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    yosuken 2009/09/05
  • ヨーロッパで農耕を始めた民族はそれまで狩猟をやっていた民族の子孫ではない | 5号館を出て

    まず、この地図をご覧ください。この地図の中で緑で表されている領域は紀元前5500年から5000年くらいの時期に農耕が行われていた領域を示しています。 こちらはコンピューターシミュレーションで、図の中で赤い中心のあたりで遺伝子の変異を持ったヒトが出現し、ヨーロッパに広がって行った様子を示したものです。この変異を持った人はおよそ7500年くらい前(つまり紀元前5500年くらい前に出現したとされていますので、このふたつの地図が重なるのは両者の結論の正しさを示しているともいえるように思われます。 また、上の図の中に赤い四角で表されているのは、ミトコンドリア遺伝子の解析からわかった紀元前13400年から紀元前2300年の狩猟民族の骨が出てきた場所です。そして、黄色の丸で表されているのはその後に出現した農耕民族の骨が出てきたところで、色が違うのはこの2つの民族に遺伝的連続性がない、すなわち農耕民族は狩

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    yosuken 2009/09/05
  • 香り米はジャポニカ種で酵素遺伝子が壊れて生まれた | 5号館を出て

    米の研究なのに、著者が日人ではないところにまず惹かれました。 The origin and evolution of fragrance in rice (Oryza sativa L.) PNAS Early Edition| August 17, 2009 「米の香りの起源と進化」という論文ですが、ここでいう米の香りというのは我々が日々かいでいる炊きたてのご飯の香りと同じものかどうかは不明です。タイ米などには「香り米」という、とても強い香りを持った米があるのだそうで、その「香り」遺伝子をつきとめたという論文です。 米にはジャポニカとインディカという系統があることは私でも知っていましたが、遺伝子を解析して詳しく分けると5つの系統に分かれるのだそうです。 この系統の中で、強い香りを持っている種類はいずれのグループにも存在しているのですが、グループが違っても同じ遺伝子変異を持っているものが

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    yosuken 2009/08/21
  • ドーキンスが聖職者と和解 | 5号館を出て

    Nature のブログ The Great Beyond にちょっとおもしろそうな記事が出ています。 Dawkins agrees with priest on evolution - July 28, 2009 ドーキンスが牧師(イギリス国教会では、聖職者を牧師と呼んでいるのかどうかはよく知りませんが、聖職者のことです)と合意したというタイトルですが、要するにイギリスの小学校で進化の教育をするようにという提言文書にドーキンスだけではなく、キリスト教牧師である大学教授(Reverend Professor)の Michael Reiss という人も署名したというニュースです。 私は、この Michael Reiss という教授のことはよく知らなかったのですが、昨年イギリスの科学学会であるロイヤル・ソサエティの科学教育部門の理事かなにかの職に就いていたにもかかわらず、自らの信仰にもとづいて創

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    yosuken 2009/07/30
  • 前途有望な科学者が忽然と消えた | 5号館を出て

    私も気になっていたのですが、マージー・プロフェット(Margie Profet)という研究者のことがニュースになっていました。 彼女のことは、私の「進化から見た病気」にも名前入りで取り上げてありますが、つわり、menstruation、アレルギーなどなければないに越したことはないと思われている不快な症状(「病気」)にも進化から見て適応的なヒトを守る役目があると主張した女性科学者です。 こうした研究を発表したのが1990年代の初めのまだ若い時だったために、天才少女として一躍アメリカ中で評判になり、専門論文以外にも次のような一般書籍がベストセラーにもなったり、国から奨学金や研究費をもらったり、大衆雑誌にもたびたび取り上げられたりして、一時は時代の寵児ともてはやされていたようです。 Pregnancy Sickness: Using Your Body's Natural Defenses T

    前途有望な科学者が忽然と消えた | 5号館を出て