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2009年10月14日のブックマーク (1件)

  • 腹水の説明

    「腹水」は、お腹の中に貯まった水分のことです。 <どこに貯まるのか> 腹水はお腹の中に貯まります。 お腹の中は、内臓が背骨を中心に後ろ側にくっついており、その表面を腹膜(ふくまく)という膜がおおっています。その腹膜は、上下左右の端で折り返して、お腹の壁の裏側(へその裏側)をおおっていて、全体として袋の形をしています。この中には、病気がなくても数十ミリリットルの腹水が常にあり、お腹の中で腸が動く時に潤滑油の働きをしています。腹水は腹膜から少しずつ出てきて、再び腹膜から吸収され、通常は一定の量を保っています。 ところが何らかの原因で、できる腹水よりも吸収される腹水の方が少なくなると、次第に腹水の量が増えてきます(黄色で示してあるのが腹水)。腹水が多くなると、お腹の中の内臓や上にある肺を圧迫して、苦しい症状が出てきます。「お腹が張る」「みぞおちが苦しい」「息が苦しい」などの症状が現れることがあり