2016年3月10日前後からTwitterなどネット上で、モバイル端末を狙ったランサムウェアと思われる被害を訴える書き込みが散見されました。トレンドマイクロでは調査の結果、この事象の原因として、Android版ランサムウェア「AndroidOS_Locker」の国内流入を確認しました。このランサムウェアは感染した Android端末上で「MINISTRY OF JUSTICE」を詐称し日本語の身代金要求メッセージを表示します。これは Androidのランサムウェアとしては、初めて日本語表示に対応したものと言えます。 特に PC版のランサムウェアではデータを暗号化することで「人質」にする「暗号化型ランサムウェア」が現在の主流となっていますが、今回確認されたランサムウェアは端末操作を不可にすることで端末自体を「人質」にする「端末ロック型ランサムウェア」の活動となっています。このランサムウェアの